柴田励司の人事の目

Indigo Blue メールマガジン

Vol.636 働き方改革は”上司”次第

「人事の目」を始めて14年目に入りました。今回が636号。1,000号、登録者2万人を 目指して頑張ってみます。 年末の週刊ダイヤモンドの「2017総予想」の中に「働き方改革は有名無実化 功名を争う 政治家・官僚たち」という記事がありました。これが事実だとし…

Vol.635 次の社長をどう決める?

この時期、社長交代のニュースが新聞を賑わせています。4月下旬から5月上旬に次いで 多いですね。私が存じ上げている方が社長に昇任するケース、退任されるケースが数件 ありました。おめでとうございます。そして退任される方へ。お疲れ様でした。 次の社長…

Vol.634 裏方を大切に

「裏方」がいい仕事をする組織は強い。私の経験則から間違いありません。仮に目先の 業績が低迷していたとしても、いい「裏方」がいる組織であれば、よい商品・サービスが 出来次第復活します。その逆はダメ。いい「裏方」がいないと、いかに良い商品・ サー…

Vol.633 トライセクターリーダー

関西の某大学のMBAコースに通われている方々のインタビューを受けました。 「トライセクターリーダー」について研究をしているが、民間企業で「トライセクターリーダー」 の育成ができるか、また、民間企業にとって「トライセクターリーダー」は必要か、 こ…

Vol.632 八戸に地方新聞の未来

八戸に出かけてきました。 数か月前に旧知のクリエイティブ・ディレクター関橋英作さんからお誘いを受けたのが きっかけです。 「新聞不調の時代。しかも10年後には購読家庭が大幅に減少することがわかっている中で デーリー東北新聞社は頑張ってますよ。い…

Vol.631 生産性を高める10の極意

先週の「ちょっと台湾」に多くの方からコメントをいただきました。ありがとうございます。 隙間の時間で気軽に海外へ行く。そんなライフスタイルがいいなあと思っている人が “やっぱりたくさんいるんだ!”と実感しました。パストラベルのメンバーたちが 実務…

Vol.630 ちょっと台湾 AwayでOFF

台湾に行ってきました。 パスの旅行事業で「ちょっと台湾」という企画を販売するので、その視察です。 週末に京都に行くような感じで台湾(外国)に出かけてみる。そんなライフスタイルの 提案をしたいと思っています。 その昔、オランダに住んでいたときに…

Vol.629 当たり前のことが当たり前でなくなる

トランプ大統領誕生。正直驚きました。従来の“常識的判断”が変わってきましたね。 イギリスのEU脱退、フィリピンの大統領選でもその波を感じていましたが、やはり、 という感じです。今後、同様の動きが世界中で起きるだろうと思います。 歴史を紐解くと、説…

Vol.628 潮目を引き寄せること

“潮目”はやってくるものではなく、引き寄せるものです。 今年の日本シリーズは面白かったですね。小さな“潮目”がくるくる変わる試合の連続。 大きな潮目の変化は第三戦の最終回、大谷翔平選手のサヨナラ安打でした。第一戦で 絶対的エースの大谷投手の先発で…

Vol.627 靴の中の小石

靴の中に小石が入っていると全力で走ることができません。どんなに些細なことで あっても、気になることがあるのなら、早めに“解消”しておいた方が良いでしょう。 “気になっている”状態を長らく放置してはいけません。リーダーとしての パフォーマンスに影響…

Vol.626 誰もが事情を抱えている

鳥取地震で被害に遭われた方々へ、お見舞申し上げます。地震の3日前に倉吉市に おりましたので、他人事ではありません。見覚えのある街並みが被害に遭っています。 お会いした方々の安否が気になります。一日も早い復興を祈念しています。 さて、今日のテー…

Vol.625 メンバー構成が織りなすプラスとマイナスのパワー

メンバー構成が織りなすプラスとマイナスのパワー。人事異動はこの点も考えて実行する ことをお薦めします。 6年前に開発した体験型ケーススタディ(Organization Theater:OT)は有事の疑似体験 プログラムです。ケースの題材は「小が大を飲み込む合併」「…

Vol.624 I love ”ずっこけキャラ”

私は“ずっこけキャラ”の人が好きです。いじられキャラ。その人の話題になると みなの顔がほころびます。いざというときに“ヌケている”ので仕事上、困ることも あるのですが、なぜか憎めない。そういうキャラの人が大好きです。 昔の私は違いました。“ずっこ…

Vol.623 なんで新卒採用するの?

10月1日はいわゆる内定式の日でした。今年は1日が土曜日だったので、その前後に 内定式をする会社が多いと思います。私が会長を務める株式会社マードゥレクスでは 9月30日にやりました。 今日のテーマは「新卒採用の可否 ~ “なんで新卒の採用をするの?”」…

Vol.622 一言多い

「一言多い。」これさえなければ・・という人が結構います。私もその一人であるという 自覚があります。気をつけないといけない点(がたくさんあるのですが)の一つだと 思っています。 言い争いが収まりそうになったときの「一言」。これで再炎上。更に激し…

Vol.621 3つのWHY?

「3つのWHY?」をご存じですか? 商品開発や企画など提案を考える際に自問すべき基本です。 なぜ、この提案が「買い手」にとって良いのか? なぜ、自分たちが「買い手」にとってベストパートナーなのか? なぜ、「買い手」は(買うことを)今、決めるのがよ…

Vol.620 始まりは婚礼の仕事

先日ひょんなことから「Wedding womanフェスティバル2016」なるイベントで基調講演を させていただきました。結婚式場、レストラン、ホテル、ウエディングプランナーなど、 結婚産業に携わるプロの女性たちを対象としたイベントです。例の台風の日でしたので…

Vol.619 取り返しがつかないこと

「取り返しのつかない事になってしまって・・・」 吉田沙保里選手がリオ五輪の決勝後のインタビューで語った言葉です。 何度もTVやSNSで流れていたので、みなさんご記憶にあると思います。 取り返しのつかないことをしてしまった・・・。誰でも経験があると…

Vol.618 仕事がデキるだけの”逆さ剣山”の見極め

仕事は抜群にデキる。但し、ヒトが離れていく人がいます。 上司からすると、信頼できる部下の代表格です。難しい案件であっても、そつなく こなしてくれます。顧客の評価もすこぶるいい。常に顧客の期待を上回る仕事をします。 大型案件の獲得、クレーム対応…

Vol.617 生後36か月で知的能力が決まるとしたら

「イノベーションのジレンマ」で著名なクレイトン・クリステンセンさんの「教育× 破壊的イノベーション~教育現場を抜本的に変革する」(2008年翔泳社)を読みました 。第6章の「幼年期が生徒の成功に与える影響」に注目すべき記述があります。 生後36か月(…

暑中お見舞い申し上げます

残暑お見舞い申し上げます。 今週の「人事の目」は世の中の「お盆休みモード」に便乗してお休みです。 世界中を飛び回っている方がおっしゃっていました。 ”日本が一番暑い” そんな感じです。くれぐれも熱中症にお気をつけください。 おまけ:某TV番組でソー…

Vol.616 働き方改革の本丸

“このままだと日本の大企業は圧倒的に劣位になる” 米国の先進企業の視察から戻ってこられた方のお話しを聞いて危機感を強めました。 日本の大企業の働き方と全く違います。 “みんな目の色が違う。指示を待ったり、顔色を窺ったりしない。自分でどんどん やっ…

Vol.615 気が進まない会議、商談、打ち合わせ

嫌なことを言われる、無理難題を言われる、明らかに時間の無駄、・・・気が進まない 会議、商談、打ち合わせってありますよね。これが多くなると毎日が憂鬱。現実逃避 したくなる 気持ちもわかります。 私は仕事がら、或いは立場上、リードをとることが多い…

Vol.614 禁スマ/PAUSE

先日タクシーの中にスマホを置き忘れました。 “あ、スマホがない”と気づいて、トイレの中かー、ビルに落し物で届いていないかー、 打ち合わせの机の上になかったかー、などなど周囲の人たちに散々迷惑をかけた挙句、 ダメ元でタクシー会社に電話したところ「…

Vol.613 やりたい仕事に手を挙げる仕組みを

“自ら考えて仕事をせよ!” よく言われる言葉です。しかしこれ、普通の社員からすると、なかなか難しいかも しれません。なにしろ人事権は会社にあります。仕事を選べません。自己申告制度 なるものはあったとしても、それは“聞いとくよ”というもので、希望を…

Vol.612 虎の威を借る部課長対策のススメ

最初に断っておきます。私は日本の大企業を応援しています。日本の大企業が世界中から 「エクセレント・カンパニー」と認知され、世界中から優れた人材が集まってくるように なったら素晴らしいと思っています。Organization Theater(体験型ケーススタディ…

Vol.611 リーダーの覚悟について知る

6月29日はパスの株主総会でした。新体制になって2度目の株主総会です。昨年度決算は 残念ながらまだ赤字。売上高は6.2億から22億に伸びましたが、全体としては、まだ 発展途上です。ご出席いただいた株主様から、“失望している。しっかりやりなさい。 ”とい…

Vol.610 人材の壁

日経産業新聞(6月23日)に掲載された「VB経営AtoZ」(「人材の壁」必ずぶつかる) からです。このコーナーには2010年から毎月1回掲載いただいていますが、今回は 複数の方から、メルマガでも紹介してほしい”との要請がありました。以下、 補足を書き入れた…

Vol.609 「ちっぽけな優越感がする悪さ」

つい見てしまうCMです。 「セトモノとセトモノとぶつかりっこするとすぐこわれちゃう。 どっちかやわらかければだいじょうぶ やわらかいこころをもちましょう」 相田みつをさんの詩を引用したACジャパンの全国キャンペーンです。 この詩は「そういうわたしは…

Vol.608 入社1年目の仕事の流儀

先週金曜日に入社2年目の若者たち16名に会いました。大和書房さん主催のイベントです。 場所はスルガ銀行さんが六本木のミッドタウンに展開する「d-labo」。ここはDRESSの部活 でも活用させていただいている素敵な“大人の隠れ家”的イベントスペースです。 テ…