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柴田励司の人事の目

Indigo Blue メールマガジン

Vol.351 あの人が絡むと仕事がうまく進む

あのヒトが絡むと仕事がうまく進む、あのヒトが絡むと進まなくなる・・・"。

この差は何でしょうか。

どんな仕事でも複数のヒトが関係します。この関係者たちが、
いかにストレスなく仕事ができるか。仕事がうまく進むかどうかは
ここにかかっています。

"仕事が進まなくなる"原因となる代表的な行動例をご紹介しましょう。

「聞いてないという状況をつくる」

主体的に参加しているつもりが、自分の預かり知らないところで物事が進んでいる。
それを知ると、一生懸命にやっていたヒトほど、そのヤル気レベルがぐーんと下がります。
それが、意図的ではなく、"誰かのうっかり"のせいだったとしても同じです。

これが何度も続くと、よほどの鈍感力がない限り、その後その"誰か"と
一緒に仕事をするときには受身にならざるを得ません。
誰だって嫌な思いをしたくないですからね。結果として仕事の進みが悪くなります。

「言った話が変わる」

その場の風向きから、自分の立場が悪くならないように意見を変える。これ、最悪です。
そんな日和見系のヒトと一緒だと、いつ後ろから撃たれるかわかりません。
その周囲のヒトが前に出なくなります。当然、仕事の進みが悪くなります。

そこまで性悪でなくても、自分の発言の影響を考えずに
右と言ってみたり、左と言ってみたりするヒトがいます。だとしても、その周囲からすると
「言った話が変わる」と同じことで、仕事の進みに良くない影響を与えます。


もっともこれは、意見を求める側に問題があることも多々あります。
その人の説明が不十分なので、聞き手が誤解して、本来の見解とは異なることを
言ってしまうわけです。その後、正しく理解したときに、意識せずに前に言ったのと
違うことを言う。それを周囲が「変わる」ととる。このパターンも結構あります。

"うちの社長はぶれるので困ります!" よく聞く話です。しかし、社長への
説明内容が超お粗末な上に、明らかに社長の意識がそこにないときに、
一方的に説明をして意見を求めています。
これでは、どんな社長でも黒のものを白と言ってしまいます。

「レスポンスが遅い」

スピード感が合わないヒトとの仕事は疲れます。特にメールへの反応速度が遅いと困ります。
即レスは望むべくもありませんが、何らかの返信を24時間以内にしないようなヒトがいると
全体に悪影響が生じます。

うまく仕事が進む秘訣はシンプルです。

関係者の心象風景や期待を推し量って、適時適切なコミュニケーションをとっている
ヒトがいる。これだけです。


世の中のリーダー職にあるヒトの多くに、自分の仕事だけ見つめて
自分のペースでやる傾向があります。深層心理の中で、周囲のヒトのことを
軽んじているのかもしれません。
「聞いてない状況をつくる」「話しが変わる」「レスポンスが遅い」、
みなさんの周囲のリーダーの顔が浮かんでいるのではないでしょうか。

関係者全員の仕事を見つめて、全員のペースを測りながら動く、そんなヒトが一人でもいると、
すいすい仕事が進んでいきます。しかし、この動きは"黒子的"な動きなので、
そのヒトの素晴らしさがなかなか表面化しません。何らかの理由で、
そのヒトがいなくなってはじめてわかります。

MBO的な人事評価だと、この手のことができるヒトにスポットライトが当たりにくいものです。
トップリーダーはそういうところにも気を配りたいものです。

この素晴らしさの源泉はホスピタリティマインド(気配り)です。とっても大事な部分ですね。
私が大学生向けのマネジメントスクール、MIRAIBA Biz・tainmentで「Hospitality」を
掲げている理由もここにあります。



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おまけ‐1:花粉症がひどいです。しかし、これ精神的なものも大きいですね。
天気予報で「非常に花粉が多い」を見るとその日は絶不調になります。


おまけー2:あるヒトに実験してみました。毎週、仕事でお会いするヒトに「花粉症でしょ」
と言い続けたところ、そのヒトが発症しました。(うしし)


おまけー3:某C社のバケラッタK嬢(30代独身)が「マンション」を買うべきか、
大学院に行くべきか、思案し、大学院を選んだとの報告あり。パチパチ!