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柴田励司の人事の目

Indigo Blue メールマガジン

Vol.367 「わかる」を「できる」にするには

昨日から「柴田塾」が熱烈開催中です。
今回も台湾からのゲストを交えて、2泊3日のディープなプロラムになっています。

ここのところ、お申込みをいただきながらも抽選で次回、また次回となっている方が
増えてきまして、心苦しい限りです。できるだけ多くの方のご要望にお応えしたい、
ということで7月からほぼ毎月開催することにしました。大阪でも開催することにしました。

たまに仕事の都合等で、確定していた参加者が直前キャンセルになることがあります。
3日間コミットしてもらうので日程確保が大変だとは思いますが、開催予定日の1週間前頃に
お問い合わせいただけますと、スッと参加できることがあります。(裏ワザ系)

今日は2日目。参加者にとって最もハードな一日です。時間も長いのですが、テーマがきつい。
なにしろ、一日かけて取り組んでいただくケース・スタディで問われているのが、
「折れない心」と「冷静さ」なので。

世の中は、なかなか自分のペースや思ったようには動きません。
まさに、Out of Controlの世界です。
多くのヒトを巻き込んで資料を作成したものの、使う場面がない・・・、
これまで信じていた前提条件が崩れる・・・、予期せぬことが多発する・・・。そんなもんです。

何が来ても動じない。目先の対応に終始せずに全体観をもって臨む。リーダーたるもの、
そういう動き方をしたいものです。それが一緒に働く人たちの安心材料になります。
また、リーダー1人ではどうにもなりません。メンバーの情報、力を活用してはじめて
、大きな"山"が動きます。それが、一緒に働く人たちとの信頼を築きます。

"そんなことわかっている"と頭で理解していても、そういう状況に置かれてみないと、
本当に実践できるかどうかわかりません。

「わかる」と「できる」は違います。知識として頭でわかっていても、そこに
"理解する"という機能以外の脳の機能(たとえば感情)が追いついていないと身体が動きません。
危機対応マニュアルの講習やオリエンテーションをやっていても、いざ!となると、
多くの人がフリーズ(思考停止)するのはそのためです。

「できる」ようになるかどうは、本人次第です。そこに本人に強い意志がないと無理です。
それ無しにいくらトレーニングしても身につきません。(辛いだけです。)
逆に自分の意志があれば、ある意味で、"なんでもできる"と思っています。

幼少時、習字の塾に通わされておりました。"通わされて"というのは、
そこに自分の意志がなかったからです。とにかく5枚書いたら帰れるので、
塾に行くなりささっと5枚書いて、さっさと塾の裏にあった公園に遊びに行っていました。
6年も通ったのですが、全く身につきませんでした・・・。

「できるようになりたい」という本人の強い意志。私は教育や人材育成は
ここを外してはいけないと思っています。

ときに「強い意志」を導くもの、それは"屈辱感"と"切迫感"ではないかと考えています。

"ああ、こんなに自分はできない・・・"という屈辱感、
"今、なんとかしないと!"というジリジリするような切迫感、

身の丈を超える役割や自分の過去の経験が効かない役割を担うようになったときに、
誰でもこの感覚があるはずです。そんなときに「できるようになりたい・・・!」
という強い意志が生まれます。

そんなときに、全身全霊かけて学ぶ気持ちが生まれる。

これが「わかる」を「できる」にします。

3月の柴田塾で同じメニューをやりました。その直後に3.11の大震災発生。
塾に参加していた某メンバーが災害対策本部長になったらしいのですが、
切迫感や混乱する情報の整理などでケースでの非常体験が役に立ったというコメントを
寄せてくれました。まさにそれが狙いです。

「柴田塾」に参加している方々は、企業派遣の方もいますが、まあ、基本的には
動機づけの初期設定はできています。問題は、そうでない方をどうするか、です。
2泊3日の柴田塾、限定15名というスタイル以外のやり方も考えなくちゃな、
と思う今日この頃です。



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おまけー1:先日、とある会合でひさびさに「屈辱感」「切迫感」を覚えました。
もっと時間の使い方を工夫しなくちゃいかん!と痛感。目の前の仕事ばかりをこなしていると、
こういうことになります。(反省)


おまけー2:先日、地下鉄で前に席に座っていた"おじさん"から、ずーっと"ガン見"されたので、
どうしようかと思って、Twitterで"つぶやいたところ、突然「柴田くん、俺だ!」
と言われて超びっくり。僕のTwitterをフォローしていた高校の同級生でした・・・。


おまけー3:今週の日経ビジネスの16Pの「時事深層」で私が大学生を鍛えたい
という思いで立ち上げているMIRAIBA Biz-tainmentが掲載されました。
就活予備校というトーンで書かれていますが、
私の想いは、社会で活躍できる基盤の力を鍛える場所です。

大学生のお子さんをお持ちの方、お預かりしますよ。

http://miraiba.com/