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柴田励司の人事の目

Indigo Blue メールマガジン

Vol.377 明日へのマーチ

桑田圭祐さんの「明日へのマーチ」、いいですね。ご存じですか?

ドコモのCMソングになっているやつです。この曲、最近のJ-POPの中では
一番気に入っています。桑田さんが肩の力を抜いて歌っているところや、
PVの中で桑田さんが見せる、ひょうひょうとした表情が気に入っています。

"想えば恋しいや 忘れ難き故郷。願うは遠くで生きる人の幸せ。" 

サビの歌詞です。初めてこの曲を耳にしたときには、ホロリと泣きそうになりました。
胸の奥底にある大事な箱が開くような感覚でした。

故郷(ふるさと)というと生まれ育った田舎、みたいなイメージがありますが、
本質的には、そういう地理的なことではないのだろうと思います。
私は生まれが東京の三鷹市です。その後は所沢、川崎、横浜ですので、
いわゆる田舎的な故郷はありません。私にとっての故郷は、思い出の場所であったり、
仲間と過ごした時間だったりします。

自分のこれまでの人生を顧みると、次から次へと周囲のヒトたちを巻き込んで、
随分いろいろなことをやってきました。


小学校の頃にさかのぼります。
小4のときには三鷹の近くを飛び出して、渋谷の児童会館や映画館へ友達と連れたって
遊びにいったり、小6では上野の不忍池でボートレースをして池に落ちたり・・・。

中学では生徒会長、高校時代は音楽部部長、大学時代はグリークラブのチーフマネジャー、
英文学科の新入生サポーター(HELPERといいました)のリーダー、
劇団を立ち上げてその主宰者、社会に出てからも、仮装して観光バスに乗って旅行する
"あやしいツアー"の主催者、オランダでの日本人会(「数の子」密売の会、UFO探索の会)
など・・・、私に引っ張りまわされたヒトは通算するとたいへんな数になると思います。

まことに申し訳ない限りです。 <(_ _)>

そういうことなので、何かしら昔の仲間の集まりが頻繁にあります。
残念ながら、その時々でやっていることが忙しくて、ほとんど参加できていません。
時間が割けないということは、相対的なプライオリティの低さなので、
「柴田にとっては昔<今」と言われても反論できません。

しかし、その過去のこうした集まりの全てが私にとっての故郷です。とても大事に思っています。
昔のことを軽んじているわけではありません。その時々に必死なのです。


"願うは遠くで生きる人の幸せ"。これにはガツンときました。過去の友人、
仲間たちの顔が走馬灯のようにめぐってきました。
今の自分があるのは、過去の友人、知人、恩人のおかげ。もちろん、両親もそうです。
私を見つめてサポートしてくれてきた人たちへの感謝が足りない、
不義理が過ぎるかもしれない、と痛感しました。

とはいっても、同窓会を自ら企画するだけの余裕はないので、こうした集まりがあったときには
できるだけ参加すること、それと過去の恩人、知人、友人たちの顔を思い出して、
彼ら彼女らの幸せを祈ろうと思いました。

また、過去に浸るつもりもありません。これまで同様に、常に"自分で自分の未来を創る"
という想いで進んでいきます。桑田さんの曲のおかげで一瞬立ち止まって、
前後を見渡すことができた感じです。


さて、転職を考えているヒトに、常に話す言葉があります。

"渡ってきた橋を燃やさないように。"

どんなに不遇で嫌な職場であったとしても、自分の人生の1ページであることは間違いなく、
振り返ってみたら、今はヒドイと思っている場所が後々"故郷"の一つに感じられるかもしれません。
そこを全部捨ててしまうのは勿体ないと思うのです。転職を卒業と捉えてもらい、
いつでもホームカミングできるような関係性を維持したいものです。

風の便りで昔一緒に仕事をしたYさんが転職を考えているらしいと聞きました。
このメルマガを読んでいるかどうかわかりませんが、彼にこの言葉を贈りたいですね。

この三連休の中日に昔の劇団の集まりがあります。
三連休の中日に企画するというところからして、何も変わっておりません。
数年ぶりの再会が楽しみです。



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おまけー1:大阪で初の柴田塾、たいへん充実して終了。2月には名古屋でやることになりました。


おまけー2:大阪の本町。50代と思われるおっさんが、自転車の荷台に
中華麺をいれた木の箱を乗せて、すいすいと私の横を通りぬけていきました。
その目の前に、20代の白のミニスカートのお姉さんが太ももを大きく上下させて自転車で登場。

すると、そのおじさん、ブレーキをかけることなく道路上のポールにがちゃーんと激突。

「大丈夫ですか!」「・・・うう・・・にいちゃん、見た?」 

(大阪らしい。)