読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

柴田励司の人事の目

Indigo Blue メールマガジン

Vol.380 年長者と話す

一回り以上年上の方々のお話しを伺うのは楽しいですね。

先週参加した某企業の経営諮問委員会でそれを再認識しました。
この会社の経営諮問委員はマーサーの社長時代からお引き受けしているので、
数年来やらせていただいています。当初から私が最年少。49歳の今も最年少です。

この手の会合によく参加しますが、真面目にビジネスについて議論する場と
懇親の場があります。そのどちらでも意見が止まることがありません。
その企業の専門領域についての細かい話ではなく、原理原則的な観点から
さまざまな話が展開されます。

懇親の場では、豊富な人生経験から様々なお話しがあります。とても勉強になります。

件の経営諮問委員会では、私は「最年少」。この特権(?)から素朴な質問や意見を
気兼ねせずに投げかけることができます。

その前日には某短期大学で全教職員向けに講演。その後の懇親会で、
ここの学長兼理事長と懇談しました。

この方とも長いお付き合いです。最初は、顧客側の担当役員とコンサル会社の社長という関係、
その後、経済同友会の某委員会の委員長と副委員長という関係。そういう関係性もあって
忌憚のない議論ができます。この方も私より一回り以上年上です。

実は30代のころは、年上の方々との議論はやや苦手でした。何より、緊張しました・・・。

緊張していたのは、今から思うと自分をよりよく見せよう、高く評価してもらおう、
という意識が働いていたからだと思います。必要以上に難しい言葉を使ったり、
自分はこれだけ勉強しているということを示すために、必要以上に長々と話したり・・・。
今から考えると赤面ものです。

今それは全くありません。ですから、変な緊張はありません。どこへでも自然体で行けます。

もっと前からこの心境になれていたら、もっといろいろなチャンスが拓け、もっと人生が豊かに
なっただろうなあと思います。一緒に仕事をしていたとか、接点が多かった先輩とは
"腹を割った"おつきあいをさせていただけたと思いますが、それ以外の場合にはたいがい
"緊張かっこつけ"で接していたと思います。

必要以上に緊張したり、装っているヒトとは腹が割りにくいですからね。30代のころまでの
「柴田励司」に接していただいた先輩方には"こいつ、付き合いにくいなあ"
と思われていたことと思います。

どちらと言うと自分よりも若い世代の方々とお会いすることが多くなってきた昨今、
昔の"緊張かっこつけ"の自分のようなヤツによく会います。年齢的にしょうがないかな、
と思うものの、一方で伸び伸びと接してくる若者もいるので、ああ、この彼・彼女の方が
チャンスをモノにしやすいだろうなと思います。

そうは言っても、変になれなれしいのは別の意味から感心しません。リスペクトなしに
年長者に接していきますと、さすがに"こいつを可愛がろう"という気持ちが萎えます。
"可愛がろう"とは、"育ててやろう""支えよう""という意味。
つまりは、成功させてやろう、という気持ちです。その気持ちをもって
接してくれているかどうかで付き合いの深さが変わります。

若い世代の方には、"緊張かっこつけ"という鎧を身にまとうことなく、
自然体で接していただきたいですね。年長者の扉が開きます。

ちなみに、この手のことに長けているのは「女子」です。頑張れ、男子!

一方で、社長、会長を経験して"相談役"になっている方々の多くが「何も相談されない」
とぼやいています。もったいないですね。確かにその方が現役バリバリの頃を知っていると
下手に相談できない・・・というのはあるかもしれませんね。それは止むを得ません。(笑)

しかし、"相談されない役"で時間を潰していただくのはもったいないので、
若い世代向けに"先人"としてお話しいただく機会を企画しようと考えています。

若い世代の方々にはこの場を活用いただき、年長者の経験から学ぶ、気づくことで、
これからの人生の幅を広げてもらいたいなあと思っています。



======================================

おまけー1:NHKスペシャルの「レナウンと如意集団」の取り組みをご覧になりましたか?
今後の中国ビジネスを考える上で秀逸の作品。所変われば、考え方が違うのは当たり前。
但し、それをいかに受け入れるか。これが課題になることを考えさせられる番組でした。


おまけー2:某企業の経営合宿の懇親会で「ジェスチャーゲーム」をやりました。
昔からあるゲームですが、これって鉄板ですね。しかし、イギリス人に「AKB48」は無理。


おまけー3:小学校のころに「柔道一直線」に触発され、超短期的に柔道の道場
通っていました。久しぶりに畳がばーっと広がっている宴会場で会食。
前方回転をしたい衝動から、トイレに行くふりをして、ひそかに隣の宴会場でくるり
こんなときにストレッチ系のスーツだと完璧。