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柴田励司の人事の目

Indigo Blue メールマガジン

Vol.394 見方を変えると見え方が180度違う

最近、ネット上で話題になっている比較がおもしろいです。
かなり流通しているので、ご覧になったことがあるのではないかと思いますが。


正義の味方の特徴

1.自分自身の具体的な目標をもたない
2.相手の夢を阻止するのが生きがい
3.常になにかが起こってから行動
4.受け身の姿勢
5.単独~少人数で行動
6.いつも怒っている


悪玉の特徴

1.大きな夢、野望を抱いている
2.目標達成のため、研究開発を怠らない
3.日々努力を重ね、夢に向かって手を尽くしている
4.失敗してもへこたれない
5.組織で行動
6.よく笑う



この路線で考えると、こんな比較もできます。(BY 柴田励司)


人事評価が高い人の特徴

1.上司の言うことに盲目的に従う
2.始業時間前に出社し、上司が帰るまで帰らない
3.自己アピールがうまい
4.友人や家庭を顧みずに仕事をする


人事評価の低い人の特徴

1.自分の主義主張を強く持っている
2.自分のペースで時間を効率的に使う
3.周囲のヒトのために動く
4.友人や家庭を大事にしている

見方を変えると見え方が180度変わります。


そうなのです。我々はどうしても一つの窓から見た風景を唯一絶対と信じて、
それに固執しがちです。本当にそれでいいのか? と自問する機会を
持った方がいいと思います。

"使いにくい"ということで評価が低いヒト、或いは"腫ものに触る"ような扱いを
されているヒトがいます。仕事柄、そういうヒトたちの話を聞くことがよくあります。
多くの場合、これらのヒトたちは極めて優秀です。
本質を見抜いています。ドキリとさせられます。

一方で、こうしたヒトたちには標準的ではない"何か"があります。標準的ではないので、
標準的なヒト、特に凡庸な管理者からすると"手に余る"ので、
結果として組織から排斥されたり、日陰者扱いされたりしがちです。
これは組織的な損失だと思います。


若い頃の私を振り返ってみたときに、私も相当"標準的ではない"存在だったと思います。
おまけに弁が立つ。ああいえばこういう。すぐに感情をむき出しにする。
組織的には極めて使いにくい人間だったと思います。

それを時の上司のみなさんが含んで、私に仕事を与えてくれました。
これは本当にラッキーだったと思います。外務省時代のAさん、京王プラザホテル時代のFさん、
マーサー時代のOさんには本当にご迷惑をおかけしたと思います。
今となっては感謝の気持ちでいっぱいです。

我々は無意識のうちに自分の型に他人をあてはめようとします。
その型から外れるとNGと評価してしまう。
ここで本当にそれでいいのか、と自問することをおススメします。


特にトップリーダーや人事責任者の方へ。
「周囲のために動く」ヒトの存在に気づきましょう。
誰もが自分の仕事や評価を優先して動くと組織としては成立しません。
そこには常に自分を殺しているヒトがいます。このヒトの存在を軽んじてはいけません。
そういうヒトたちが辛い想いをしている組織は内部から歯車が狂ってきます。

こういうヒトたちは表面的な人事評価では浮かび上がってきません。
そこは現場の声に真摯に耳を傾けましょう。
トップリーダーがそれに長けているのが一番ですが、そうでない場合には、
それこそ人事部長の出番です!
何と言っても上司の度量がヒトを育てますから。



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おまけー1:先週ご心配をおかけした柴田塾@名古屋。いつもよりも少人数で開催しました。
少人数の特権で、いつもよりもQ&Aが充実しています。これもいいですね。


おまけー2:前から名古屋という土地は不思議だなぁと思っていましたが、
今回もその想いを強くしました。
金山駅構内に占いがたくさん出ているのですが、伝説の"あいや、そこの方、待たれい!"と
連続して声をかけられました。


おまけー3:3月の柴田塾@東京の募集開始しました。3月1日から3日です。
http://www.indigoblue.co.jp/seminars/a01-shibata-juku/about.html