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柴田励司の人事の目

Indigo Blue メールマガジン

Vol.400 思わぬことが起きても感情に負けるな

ある日の昼下がりのこと。
タクシーを停めようと手を挙げたところ、止まったのは教習所の車。
次の瞬間。「手上げないで!」と助手席の教官らしきおじさんに睨まれました。

世の中思ってもいないことが起きます。

確かに赤い教習車が走ってくるのは見えていました。まさかその車が停まるとは
思ってもいませんでしたし、その上、教官に怒られるとは夢にも思いませんでした。

満員電車の中でハイヒールの女性に足を踏まれ、その女性に「痛いっ!」と
言われたときの状況に似ています。

仕事もそうです。思ってもいないことが起きます。
むしろ、そういうことばかりだと思った方がいいかもしれません。
例えば、経営者の周辺で起きがちなのがこれ。

いろいろ議論して決めた後に、その判断の拠り所が違っていたのでやり直し。

なにしろ、意思決定にあたって全ての確信情報が揃うまで待つわけにはいきません。
判断が遅くなります。それが危機対応であれば対応が後手に回ります。
競合環境の中の意思決定だとしますと、相手にやられてしまいます。
生きた経営をしようとしたら、ある程度、仮説のもとで判断せざるを得ないわけです。

そのため、このような展開になるのは致し方ないのですが、
それでも「与件が違っていました」と聞きますとガックリきます。
経営者も人間なので、ガックリくるのはしょうがないです。

ただし、そのガックリモードからの切り替えをしなければなりません。それも素早く。
ありがちなのが、ガックリしたために、思考停止になり、案件そのものをうやむやのまま
放置したり、それまでの本質的な議論をすっ飛ばして安易に判断してしまうこと。
これは大きな過ちのもとです。

或いはカッとして、「与件が違っていました」と報告をした人間を責めてしまうこと。
報告者は、「与件が違っていたこと」に直接の責任がない場合もありますし、
仮にそのヒトの仮説だったとしても、そこには悪意はなかったはずです。
うっかり間違えた・・・、ということもあるかもしれませんが、
多くは仮説が違っていただけのはずです。

それにも関わらず報告者を強く糾弾しますと、次からは、仮に間違いが発覚しても、
その修正情報が上がってこなくなります。さもなくば、間違えようがないように、
極めて保守的な情報や確信情報しか出てこなくなります。
"メッセンジャー"を撃ってはいけません。

また、時には自分がやっているビジネスに対して、これでもかと逆風になることがあります。
打つ手打つ手が全てはずれ。しかも、環境要因も次々に悪化。なんでこんなことになるのか、
と腹立たしく、かつ悲しい想いから、周囲のヒトを傷つけるような言動をしてしまいがちです。
そうなると、ますます窮地に追い込まれます。

思わぬことが起きたときに、いかに自分の感情の動きに負けないか。
リーダーが自己鍛錬すべきことですね。

この最大の訓練が「修羅場体験」です。
私が体感型のケーススタディを開発したのはこのせいです。「修羅場」だからこそ学べる
気づきがあります。

ちなみに次回の体感型ケーススタディは4月27日@東京です。テーマは死傷事故です。
http://www.indigoblue.co.jp/seminars/b03-OT/about.html
 (本日現在、若干名空きがあります。)



さて、経験・体感に勝る気づきはないということから、知人に紹介され、
Indigo Blueの仲間ほぼ全員とDialog in the Darkに出掛けてきました。http://www.dialoginthedark.com/

ここは視覚障害者の世界(光のない世界)を体感できます。その中で、どう行動し、
仲間と対話し、飲食という日常的な行為をするか。
視覚障害の方のナビゲーションにより、暗闇の中で90分。

(花粉症で嗅覚が弱っているにも関わらず)
香り、音、その他の感覚が研ぎ澄まされるのがわかります。
また、周囲のヒトにどう頼るか、どうコミュニケーションを図るべきか、ということもわかります。
この暗闇体験がチームビルディングやマネジメントトレーニングに活用されることがあると、
Dialog in the Dark Japanの金井代表からお話しをお伺いし、納得です。

個人的には暗闇で何も見えないにも関わらず、仲間とナビゲーションがあったこと、
自分の感覚が研ぎ澄まされたことから、何とも言えない"安心感"があったことが
大きな発見でした。ここの体験もおススメです。



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おまけー1:自分の身に思わぬことが起きる、という映画と言えば「ゴールデンスランバー」です。

おまけー2:仕事ができると楽しくなる企画「Quick -Biz Basics 」。
「ビジネスの基本を学びたい...」、「仕事が忙しくて、勉強する時間が...」そんなニーズに
お応えする企画です。

この度、急きょ柴田励司の「ビジュアル・プレゼンテーション講座(全3回30,000円)を
企画することになりました。
5名限定。 (4月12日・19日・26日の18時半~21時半) トライアルなので、
受付サイトはありません。メルマガ読者と柴田励司のFacebook関係者だけへのご案内です。

ご希望の方は、 info@indigoblue.co.jp へ「柴田励司のプレゼン講座参加希望」と
メールしてください。


「実践!ビジネスプラン講座」 ~ 「事業計画」ってどうやってつくるの? 
申込み締切は26日です。
http://www.indigoblue.co.jp/seminars/a06-QBB/about.html