柴田励司の人事の目

Indigo Blue メールマガジン

Vol.415 好きをカタチにする

プレジデントオンラインというサイトで「柴田励司の好きをカタチにする人聞録」なる
コーナーをやっています。毎週木曜日の午後あたりにアップされています。

最新号はこちらです。
http://president.jp/articles/-/6551


この企画、最初は柴田のコラムでも・・・というお話しだったのですが、
まあ、この手のサイトにはコラムが盛りだくさんなので、
何か別の企画の方がいいんじゃないですかーと、私の方から逆提案したのが
この企画の始まりです。

会社というところでは、社長が方針を決め、幹部たちが実践し、一般ピープルたちは
その指揮命令の下で仕事をし、その対価としてサラリーをもらいます。
これ自体悪くありません。

但し、"自分がやりたいこと"と"会社の中でやっていること"が違ったり、
昔は会社の仕事LOVEだったのが、諸々の理由で会社の仕事HATEになっていたり、
"上がアホだから、うまくいかん・・・"とグチグチ思っているのであれば、
思い切って自分の好きなことをやればいい、と私は思うのです。

実は結構そういうヒトは多い。いろいろなところでお会いします。
"その気80%"というところでしょうか。

そうはいっても会社を飛び出すのはリスクがあります。不安でしょう。
しかし、人生は一度きり。やらないで後悔するのは馬鹿らしいです。
仮に失敗したとしても、思う存分やっての失敗なら、あきらめもつくものです。

やりたいことを実現しようと自分で必死になって考え、自分で実践するヒトが増えてくれば、
この何とも言えない日本の停滞感も解消されていくのではないかと思っています。


NPOで社会貢献したいと言う若者が増えていますが、優秀でかつ若さという時間を
有するヒト達には、その前にどしどし起業して欲しいですね。社会貢献を否定しませんが、
若い柔軟な頭脳を社会をドライブする方に使って欲しいと思っています。

最近とみに「成熟社会だから・・・」というフレーズを当たり前のように使ってきたことを
反省しています。そういう言い訳をせずに成長に向けて頑張らないと、
日本は相当の確率で悲観シナリオに突入です。

まず、世の中におカネがないが元気な高齢者がたくさん出現しそうです。
数年前に確定拠出年金を導入したものの、想定利回り通りには全く
運用できていない・・・。AIJ問題で年金が危うくなった・・・。公的年金だって怪しい・・・。
加えて、簡単に退学・退職する若者たちがますます増え、定職に就けず
生活保護の対象に・・・。

これだと、貧困高齢者と若者のダブルで社会保障費が想定以上に高騰します。
今議論されている以上に財政がひっ迫。

だからこそ、改めて「成長」を志向し、それに向かってガリガリ動く勢いが必要なのです。


そこで、既に自分の好きなことを実践するために「サラリーマン」を辞めて
一歩踏み出したヒト達を著名メディアで紹介することで、一人でも二人でも世の中の
"その気80%"の方々の背中を押したいと思ったのです。

脱サラして、パパ料理の第一人者になった滝村雅晴さん、
伊藤忠からファッションECサイトビジネスを立ち上げ上場させた井上直也さん、
管理職昇進をきっかけにBARのオーナーへ転身した竹浪みちるさん、
世界的なNPO団体Room to readの日本事務局長へ転身した松丸佳穂さん、
ゼネコンの営業から表参道の美容サロンオーナーになった広江一也さん、
そして現在掲載中の杉山隆志さん。

いずれも自分のやりたいこと、好きなことをカタチにしています。
大変なこともあるでしょうが、好きなことをやっているせいか、みなさん魅力的です。

まだ、ご覧になっていない方はぜひ一度アクセスしてみてください。

第一クールは来週と再来週に掲載される「番外編:ツイッターを始めた孫正義氏から
3番目にフォローされたのがきっかけで、「ツイッター高校生」と呼ばれて
一躍有名になった青年を最後に終了です。

そういえば、私も"新しい学びのカタチ"をつくりたい、ということでIndigo Blue
やっています。これも好きをカタチにしている一つの姿ですね。

「体験型ケーススタディ:オーガニゼーション・シアター」は柴田オリジナルの新しい企画。
次回は7月14日(土)@東京にて。

メルマガ読者の方でご興味がある方へ。土曜日ですので、ぜひ、体験しにきてください。
会場でお会いしましょう!

http://www.indigoblue.co.jp/seminars/b03-ot/event20120714.html



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おまけー1:先日、熱血研修会社のエイムソウルさんが企画した「神田町興し」研修の
サポートで神田西口商店街にほぼ一日おりました。神田は不思議な町ですね。
新橋以上に昭和の香りがします。

きっかけはエイムソウル代表の稲垣さんがIndigo Blueの体験型研修
オーガニゼーション・シアターに参加され、彼から同様のものを企画したい!と激熱く
相談を受けたことによります。

新入社員のコミュニケーション力を実践的に鍛えるにいい研修に仕上がっています。

ご興味ある方は7月19日に彼らの話を聞いてみてください。

http://www.aimsoul.com/news/20120703.html


おまけー2:神田ではシャツをズボンにインして歩いているヒトが圧倒的に多いです。
僕が黒シャツを外出ししていたら、「んー?」という感じで見られました。


おまけー3:研修の中で役者のヒトが電話で怒鳴っていたら、周囲から"なんだなんだ!"と
店主たちが出てきて、怒った演技をした役者の方を怒鳴りつけたこと。
お節介の街ですね。神田らしい。

こんなお店もあります。  http://osekkai.n-oblige.net/