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柴田励司の人事の目

Indigo Blue メールマガジン

Vol.425 プレゼンの極意はホスピタリティ

ようやく涼しくなりそうな気配ですね。さて、

今日のテーマは「プレゼン」。

 

 

プレゼンの極意は「ホスピタリティ」。"言いたい話"を言うのではなく、

相手が"聞きたい話"を話すこと。


 

数か月前から「伝わるプレゼンテーション」という講座をやっています。
平日の夜に3時間。

これを2週連続でやって更に個別のカウンセリングタイムを加えた
全3回のメニュー。

場所は神谷町のIndigo Blueのオフィスです。
(ドクター(私)のいるところに来てもらう

"プレゼン・クリニック"みたいな感じです。)

 

この講座は(原則として)4名まで。大人数ではやりません。
かつて、某大学院で80名対象に「プレゼン講座」をやったこともありますが、
効果性からしてこの形式だと限界あり。

プレゼンのレベルを上げようとおもったら、徹底的な個人指導が必要です。

 

プレゼンを「プレゼン」として成立させるための基盤は何と言っても
「ストーリー」。
これがないと"何を言いたいのか"わからないプレゼンになります。

 

ストーリーが不明なプレゼンをやってしまうと、
多くの場合"怒られて終わり"です。

プレゼンまでの努力が水の泡。このレベルのプレゼン力の人がリーダーだと、

そのチームのメンバーは実に不幸です。

 

また、"スライド"のつくり方も超重要です。
情報量が多過ぎるスライドはダメ。

手元で"読む"資料とプレゼンで"見る"スライドは根本的に違うもの。
ここを混同してはいけません。言いたいことがたくさんあるのはわかります。
しかし、あれもこれも書いていくと、聞き手からすると
情報量が多過ぎるスライドになります。

 

我慢しましょう。
スライドづくりの原則は"最少の情報で最大の効果を狙う"です。

 

ストーリーづくりやスライド作成は「スキル」の問題です。
大原則を理解して、実践を繰り返せばなんとなります。
教える側としても講義形式とグループワークの併用でいけます。

 

しかし、その「プレゼン」を「ちゃんと伝わる」ようにするには
これだけでは足りません。ここからは個人指導が必要になります。

 

「伝わる」とは「あなたが伝えたい"何か"が聞き手に共有され、
あなたが期待するように相手が行動、発言する」状態をつくることです。
ここを目指すには、あと2段階必要です。


 

まずは「雰囲気・話し方」のレベル、これを上げないといけません。
立ち方、話し方、表情に課題がある場合には徹底的に修正した方がいい。
ビデオで撮影して自分の真の姿を自分の目で確認するのも有効です。

 

よくありがちなのが、決め手のセリフのときに下を向いてしまったり、
不自然な手の動きをしたり、早口過ぎたり、自信なさげな表情であったり・・・。
これらの点は"癖"になっていることが多いので要注意です。

 

"伝わる"プレゼンテーションをするための最後の段階。
それが「ホスピタリティ」です。

 

私の「ホスピタリティ」の定義は"相手の期待を予見して動く力"です。

 

プレゼンにおいては、"こうしてほしい""こういう話を聞きたい"
を予見して、その内容のプレゼンをする。
つまり、相手の関心事を意識しながら自由自在に話す。
ここが目指すべきステージです。


 

自分が用意してきたプレゼンが相手の関心事と違っていたら、
すぐさま予定を変更。相手の話しを聞きながらその場でプレゼンを再構成する。
そういう機転が利くといいですね。

プレゼンは対話(ダイアローグ)です。双方でやった方がいいに決まっています。

 

30分のプレゼン時間があったら、用意してくるプレゼンの量は10分程度に留めて、
あとの時間は可能な限り、聞き手とやりとりをしながら進める。
こうした変幻自在な進め方ができるようになれば怖いものがありません。

 

いいプレゼンをしようとしたら、いいプレゼンをできるだけ
たくさん見た方がいいです。

この蓄積があなたのプレゼンレベルを上げます。

 

そういう意味では中学・高校・大学の先生のプレゼンは
若い世代のプレゼン力育成の"インフラ"です。
さすがにもういなくなってきていると思いますが、昔ながらの

"人間テープレコーダー"的な授業をする先生や教授がまだいるとしたら大問題。

若い世代のプレゼン感度が落ちます。

 

多くの企業の代表者のプレゼンテーションもまだまだですね。
そろそろ"紙を読む"プレゼンから一皮むけたいですよね。



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おまけ:え、それって私が悪いの? という展開。

 

先日、地下鉄の駅で電車が来たかな・・・と思って、階段を小走りに
降りて行ったところ、後ろから、すさまじい勢いでおじさんがダッシュしてきて
僕を追い越し、そのまま下にダイブ!

しかも顔から落ちてメガネが大破。しかも、来たと思った電車は反対方向。

 

数年前、山手通りでタクシーを停めようと手を上げたところ、
急停車したタクシーに後ろの車が激突。

 

若い頃、社員食堂のパンの自動販売機が故障。
どりゃーと蹴ったところ、ぼこぼこパンが出てきました。
とりあえず焼きそばパンだけ手にして立ち去った直後に、
おお・・こんなにパンが・・と全部拾っていた
上司の前に常務が・・・とか。

 

気をつけよう。