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柴田励司の人事の目

Indigo Blue メールマガジン

Vol.426 日本について胸を張るには

先日、とある勉強会で「日本は諸外国から高く評価されている」
というデータを見ました。

 

例えばこれ。

 

http://www.adobe.com/jp/aboutadobe/pressroom/pressreleases/20120424_StateofCreateResearch.html

 



アドビシステムズが日、米、英、独、仏で「世界で最もクリエイティブな国は?」
と18歳以上の5000人に聞いたところ、第一位が「日本」!
米国以外の全ての国が「日本が一番」と回答したとのこと。
(ちなみに米国は自国が一番との回答。)

 

また、BBCが世界22か国で行った「世界に最も良い影響を与えている国は?」
という世論調査でも日本が第一位。


 

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120510-OYT1T01606.htm

 

また、国の包括的な豊かさを分析したInclusive Wealth reportによると
日本は世界第二位。

しかも、過去18年で「人的資本」「自然資本」「生産資本」いずれも
成長させたのは日本だけとのこと。



 

http://www.ihdp.unu.edu/article/iwr (その詳細のレポートはこちら)

 

「日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか(竹田恒泰著:PHP新書)」
という本もあります。


 

言われてみると、「日本について」世界の中で胸を張れる要素は結構あるようです。



 

ところがどうしょう。この実感ってありますかね?

 

自分の暮らしがよくなっている実感はなく、政治も明らかに停滞。
ニュースを見ると凶悪な犯罪が毎日報道され、放射能年金問題等など、
将来不安をあおるような識者のコメントが相次ぐ。
こんな状態で「世界1だ!」と言われても・・・というのが実態でしょう。

 

世界の中でどうという相対評価をいくら聞かされてもダメで、
自分の感情を中心とした絶対評価で「OK!」となること。
これがないと胸を張るのは無理ですね。

 

胸を張るどころか、将来のことを考える行為そのものを回避。
つまり、思考停止。将来に対しては「不安」すら覚えていない。
こんな状態ではないでしょうか。

 

将来のことを考えてもどうしようもないので、とにかく目先のことに専心して
自分を忙しくする。そんな人が結構多いのではないでしょうか。

 

忙しいとそれで気が紛れます。やらなくてもいいことまでやるようになります。
そうすると、その忙しさのためにやるべきことができず、ストレスが高まる
という支離滅裂な展開になります。

 


 

この変なスパイラルから抜け出すには、自ら将来を見据えた動きをするべきです。

そのためには自分の"軸"を持つしかありません。
周囲及び自分がどんな状態になったとしてもHAPPYなのはどんなときか。
この問いかけから、です。

 

私は自分の周囲の人が幸せになること。これが自分の軸だと思っています。

 

自分の周囲の人が幸せそうな感じだと実感するとHAPPYになります。
これが仕事もプライベートも関係なく、自分の軸です。
昔からそうだったと思います。


 

自分がやりたいと思っている諸々のことも、全てここに帰結します。

 

昨日、20年近くお付き合いいただいている方から「経営って何でしょう?」と

問いかけられました。なかなか深い質問です。
顧客価値の実現ということなのでしょうが、それを経営者として突き詰めると、
自分の軸を実現していくことに他ならないのではないか、

と思いました。

 

京王プラザホテルの人事時代、社員食堂で食事をする色とりどりの制服の社員、
パートの方々を見て、「このヒト達を幸せにしたい」と思ったのが、
自分の軸を意識した最初でした。

その後、コンサルタントとして企業・団体に接するとき、
雇われ経営者として社員たちに接するとき、いつも思います。
「このヒト達を幸せにしたい。」と。

 

"自分がやりたいことを直情的にやるだけ"で、他者への配慮が全くない
経営者を見かけると、とても残念に思います。
それはそのヒトの"軸"なのかもしれませんが、私はそういうヒトとは

仕事をしたくないですね。(反面教師としては最高の題材ですが。)

 



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おまけー1:昔の「野茂」から「イチロー」、「中田」「香川」・・・。
日本のスポーツ選手が世界のひのき舞台で大活躍するのを見ると「おー!」
と興奮します。

 

先週行われた"リスティング"の世界大会で優勝したのも日本人の
徳田耕太郎さん。ドイツのサッカーでは日本人選手が毎週のように大活躍!
ニュースを見るのが嬉しくなります。

 

おまけー2:迷惑を顧みず話し続ける人を止める装置「スピーチ・ジャマー」が
イグ・ノーベル賞の「音響賞」を受賞。(日本人の受賞は6年連続!)。
自分がしゃべっている言葉が遅れて再生され、それが耳に入り何を話しているか
わからなくなるというもの。 

 

Skypeでたまにあるやつです。あれ、ジャマ-かー。)

 

おまけー3:「たまには当たらないと信用を失うよ。」 と話しかけながら、
缶ジュースの自動販売機で「仮面サイダー」を購入。すると、ピピピ・・
「888*」・・・「8!」で当たり。コミュニケーション力だな。