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柴田励司の人事の目

Indigo Blue メールマガジン

Vol.443 英語について

最近以前に増して、"グローバル"がいろいろなところでテーマになっていますね。

 

「日本以外の環境でも自然体で仕事ができる」

 

これが私のグローバル人材の定義です。

 

日本でなくとも、また日本人の集団の中でなくとも普通に仕事ができるかどうか。

グローバルに仕事をするというのは、結局はそういうことではないかと思うのです。

 

言葉の問題でビビッていると、とても自然体でいることはできません。英語は必要です。

しかし、ここで求められる英語力は「英語でビジネスする力」であって、英語そのもの

ではありません。ここを取り違えてはいけません。英語に真正面からぶつかって

英語力強化に取り組んでしまうと果てしない道のりになります。

 

我々は英語を勉強し、評価され続けてきましたので、「英語」となると途端に緊張し

がちです。

 

ちゃんとした英語を話そう・・・、英語で指摘されないようにしよう・・・。

こんな想いがぐるぐる頭の中を回ります。まずは英語の文章を頭の中で組み立てて・・・、

こうして・・・。このやり方はダメです。更に緊張します。段取りが狂ったりすると

頭が真っ白になります。

 

まずは、"ちゃんとした英語を話そう"から脱却しましょう。"とにかく伝える"。

これだけでいいと思います。なにしろ世界中で一番話されている言葉は

"ブロークンイングリッシュ"なのですから。

 

私は上智大学英文科卒ですが、ずっと英会話は苦手でした。予備校で英語の受験対策を

学び、受験英語ではそれなりの高得点を取ることができたので、英文科に入れたわけです。

ところが英会話は全く不得手した。

 

入学して周囲を見渡すと帰国子女系がわんさか。授業も外人の先生ばかり。

気後れする毎日でした。とある授業では毎回のように繰り返し発音を矯正され、

一番前に座らされる始末。まあ、英会話は苦手・・・そういう意識が上塗りされていきました。

 

この頃は真正面から英語に向き合っていたと思います。しかし、一向に改善されません。

英会話のセンスなし・・・と自己嫌悪の毎日でした。社会人になってからも英会話力は

向上しません。ところが辛かったのは、世の中の人達からの期待。"「上智英文卒」だから、

当然、ペラペラだよねー" これは正直しんどかったです。

 

そういう私の「英語でビジネスをする力」がぐっと伸びた(と自覚がある)のは、1996年の

とある3日間です。マーサーのニューヨークで開催するとあるカンファレンスで英語で

スピーチすることになってしまい、さすがにこりゃマズイと思い、自力で探した英語学校の

ドアを叩きました。3日で36万円の高額授業。(会社に泣きついて半額出してもらいました・・・)

 

高額のせいか、時期外れなのか、その英語学校の営業がいまいちなのか、わかりませんが、

生徒は私だけ。まずは1対1のレッスンです。そのうちヒマな先生たちがジョインし始め、

最終的には5:1のレッスンに。

 

もうレッスンというよりも、英語を使わないと何もできない状況になりました。まさに英語漬け。

これを2日続けた後に、なんだか脳がパカッと開いた感覚がありました。気づいてみたら、

英語を話すときに日本語で考えていません。あらかじめ文章を考えてから話すこともしていません。

完全に英語で考え、英語で話す脳になっていました。俗にいう"英語脳"が出来たのだと思います。

 

この時の担当講師が現在、Indigo Blueで「Global work」という特別講義を担当して

もらっているRoderick Porterさんです。彼の集中的な講義は効果抜群です。(体験者語る。)

 

この体験後、英語と言われて苦手意識はなくなりましたが、それでも英語、というとやや身構えていました。

 

その後、マーサーでアジアパシフィックの仕事をするようになり、外人の上司のみならず

部下たちとの電話会議や面談等が連発するようになりました。そんなある日のこと、

電話会議の最中に更に脳がパカッと開いた感覚がありました。もう身構えてなんかいません。

 

なにしろ英語を話さないと仕事にならないわけです。それが良かったと思います。

結果として、英語だろうが日本語だろうが、関係なくなりました。そのまま現在に至ります。

 

日本語でも早口だったり、滑舌が悪かったり、難しい単語だとわからないことがあります。

英語も同じです。スラングや難しい単語があるとわかりません。そんなときは普通に

聞き直します。日本語の会話と同じです。

 

この体験があるので、私が企画する英語系のプログラムでは"英語を使わないと進まない環境"、

"日本語が通じない環境"を設定して、その中で"悶えてもらう"内容にしています

 

英会話教室で外人講師とつまらない話(「会社の仲間の話をしてください。」「みんな元気です。

サンキュー。」みたいなやつ)をしても、英語でビジネスをする力がつくとは思えません。

 

仕事をする、課題をこなす。そういう中で英語を使わざるを得ない環境にいると、

英語を話す動機の強さが違いますからね。なんと言っても、本人の"その気"が学びの最大の

原動力です。

 

 

おまけー1:2月26日に六本木アカデミーで「どんなにバカな上司の下でも成長できる・・・」の

著者の緒方健介さんと、その元"上司"の柴田励司のトークショーをやります。六本木アカデミー

会員専用のセミナーですが、「人事の目」読者向けに50席ご招待してくれました。

 

但し、対象は"アラサー"です。(先着順ですが、ご希望の方は以下のサイトからお申込みを!)

http://seminar.indigoblue-service.com/

 

おまけー2: 近所のスーパーのレジに「Tさん」という中国人女性がいます。好感度ばっちりです。

同じく近所のコンビニに、すごく似た顔で同じ「Tさん」という名札の中国人女性がいますが、態度が明らかに違います。こっちはいかにも横柄です。うーむ。姉妹か。それともキャラの使い分けか・・・

 

おまけー3:とある店のメニューに「餃子 ごめん」と書いてあり、気になっています。

そのうち、注文してみようと思っています。