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柴田励司の人事の目

Indigo Blue メールマガジン

Vol.448 デキないヒト対策

「仕事ができない」ヒトについて考えてみました。

 

・期待しているアウトプットが出てこない、

・説明を聞いても要領を得ない

・質問に対しても明確な答えがない

 

こんな場面に何度か遭遇すると、私たちは"アイツは仕事がデキない"というレッテルを

貼りがちです。

 

このレッテル、なかなか厄介で、一度貼ってしまうと、なかなかとれません。

 

アイツは"デキないヤツだ"というイメージが自分の中に定着します。

そうなるといけません。仮に、その"アイツ"が良い仕事をしていたとしても、常に

"どこか間違っているに違いない"という思い込みを持って接することになります。

 

ついつい重箱の隅系の突っ込みをして、その"アイツ"に要らぬプレッシャーを与えがち

です。その要らぬプレッシャーから、その"アイツ"は超基本的なミスをやらかしたり

します。

 

負のスパイラルです。こんなヤツとその上司がみなさんの周囲にもいませんか。

 

さて、「仕事がデキない」ヤツにも2種類あります。

 

その1:何をやらせてもダメな"筋金入りの仕事がデキない"ヤツ、

その2:デキる仕事とデキない仕事があるヤツ

 

実は「仕事がデキない」と思われているヤツの大半は後者です。

 

本当に"筋金入りのデキない"ヒトというのはそんなにいません。

もし、本当に"筋金"入りだとしたら、あなたの会社に入社していること自体が奇跡です。

 

まあ、多くの"デキないヤツ"も何かはデキるはずです。そのデキる仕事をやらせていないので、

"デキない"状況になっているのです。

 

私にも苦手とする仕事があります。そういう仕事の担当になったとしますと、間違いなく、

かなり"デキない"ヤツになります。その状況に長くおかれますと、気持ち的に低迷するので、

更にデキなくなるでしょう。ダメダメ街道まっしぐらです。

 

仕事がデキないヤツを怒鳴りちらし、プレッシャーをかけ、相手が"なにくそ!"と奮起して

頑張るのを期待するやり方もありますが、これは相手によります。まあ、一回プレッシャーを

かけて、相手の反応を見ればわかります。

 

何らかの理由で"弛んでいる"場合には気合をいれるやり方は有効です。

しかし、弛んでいないヤツに気合をいれますと、ポキッと折れます。

 

高度な専門職集団のような、いわば生き馬の目を射抜くような仕事環境では、こんなことは

いってられません。そこではデキないと明日がありません。デキない仕事でも自らデキるように

するのが当たり前です。または、はっきりと"この仕事では自分のパフォーマンスが出せない"と

進言するのが当たり前です。その分、他の仕事でそれなりの成果を出せないと存在意義が

問われますが、それはこの手の仕事に就くとしたら折り込み済です。

一般の企業・団体においても部長クラス以上だとも同じことが言えるでしょう。

 

しかし、一般の職場や非管理職対象にデキないからといってすぐにクビ!というわけにも

いきません。そこは頑張ってもらいたいわけです。しかし、本人がいくら頑張ったところで、

デキない仕事(明らかにむいていない仕事)に従事させている以上、日の目を見る可能性は

低いだろうと思います。

 

何がデキるのかを探索し、デキる仕事を着実にやってもらう。その次にそのデキる仕事を

高度化してもらう。更には横展開してもらう。そういう仕事の割り振りをするのが管理者、

とりわけ組織の最小単位の管理職の仕事です。一般的には課長の役割ですね。

 

ところが、多くの課長は"デキない"ヒトのことが理解不能です。なにしろ、自分は仕事が

デキるから課長に昇進していますから。なんでデキないの!?と悶々とします。なんとか

アイツを・・と毎日のように思います。そのアイツが夢にまで出てくる感じになります。

 

しかし、ある段階まで伴走して、それでも改善が見られない場合には、そもそそ"デキない"

ことをやらせていないか、と自問してみたほうがいいでしょう。さもないと、課長自身が

共倒れになりかねません。

 

その"アイツ"がデキることは何か。"デキない"ことをピックアップするのではなく、

デキることを考え、そのアイツの仕事のメインを"デキること"にする。そのアイツの仕事を

デザインしてあげましょう。その仕事が組織内にあれば良し。社内にあれば異動。

社外の場合には転身支援。これを進めるためのカウンセリングが必要ですね。

 

しかし、課長自身が「集団皿回し」の中にいると、メンバーのカウンセリングをしている

余裕はありません。部長や人事担当は課長の様子をよくウオッチしましょう。

1人の"デキないヒト"が課長、そしてそのチーム全体を浸食しますよ。

 

 

おまけー1:3月9日発売の「The 21」で"40歳から伸びる人"の「大人の勉強法」で

「サボりの効用」をお話ししました。ご覧くださいまし。 http://www.php.co.jp/magazine/the21/

 

おまけー2:

 

外国人の上司、同僚、部下ができ、日々の対応に不安を感じている...

海外とビジネス上のやり取りをする必要が生じ、自身のレベルに不安を感じている...

将来を見越して、異文化コミュニケーションの基本を知っておきたい...

 

こんな方向けの「研修の企画中」です。トライアルで6名限定で募集します。

4月8日、16日、22日の全3回。(19時-21時@神谷町のIndigo Blueにて) 

トライアルなので参加費用は10,000円ポッキリ(税別)です。

 

ご希望の方、関心のある方はこのメルマガへの返信でお知らせください。

担当よりご連絡差し上げます。 (一般には募集しておりません。)

 

 

おまけー3:中国の黄砂すごいですね。しかし、あれはどう見ても「ハムナプトラ」です。

http://www.youtube.com/watch?v=VRyGh4bmZ9U