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柴田励司の人事の目

Indigo Blue メールマガジン

Vol.477 成功体験と失敗体験がその気にさせる

10月17日~18日に"瞬間風速的に"、「遊んでいても結果を出す人、真面目にやって
も結果の出ない人」(成美堂出版)がAmazonのビジネス書の「仕事術・整理法」と
経営学・キャリア・MBA」の両方で1位になりました!(最上位のときは全書籍の中でも43位!)

先週、講演会、研修で多くの方にお会いしたことに加え、ITmediaさんの記事が
効いたようです。

http://mag.executive.itmedia.co.jp/executive/articles/1310/17/news028.html

一瞬とはいえ嬉しいものです。 \(^o^)/ 

こういう「瞬間」を体験すると"落ちないように頑張ろう!"とか、"次もやったろう!"
と思います。

某出版社の方から「柴田さん、次の本の打ち合わせを・・・」と言われているにも関わらず、
多忙を理由に先延ばしになってしまっている自身に反省。新刊を出すことへのモチベーション
が一気に高まりました。(単純・・・、しかし、それが人間の性。)

人材育成を考えるなら、「育てる」のではなく「育つ」ための環境づくりをすべし。

これが私の持論です。本人が"その気"になりませんと、どんなプログラムを用意した
ところで、そのためのおカネと時間が無駄になります。

人材育成責任者が検討すべきは「個別プログラム」ではなく、"その気"を覚醒させる
機会をいかに設定するか。ここです。

"できなかった・・・" 自分はまだまだだ・・・。次はこんなことにならないようにしたい
"できた!"・・・ この感覚を継続したい。自分も捨てたものではない。

これらの想いが本人の"その気"に火をつけます。前者が「失敗体験」、後者が「成功体験」です。
これらの"体験"を仕掛けましょう。

組織の中には以下の3タイプの人材がいます。

「スター:将来を嘱望されている方々」
「レッド:できれば退出いただきたいと思われている方々」
「ストーン:どちらともいえない方々」

人材マネジメント上、「スター」にはスポットライトが当たっています。配置にせよ、研修にせよ、
この人達については、そのポテンシャルを開花させようとマネジメントの意図が働きます。
Indigo Blueが企画する"他流試合の研修"に派遣されている方々はこのタイプが多いです。

このタイプには"失敗体験"が効きます。

先週書きましたが、特に若くして選抜された逸材系はどこかで凹む体験をしていませんと
人の痛みがわからず、伸びません。早期に"失敗体験"で凹ませましょう。「スター」として
昇進し続け、既に高いポジションに就いている人も、"失敗体験"をすることで、身が締まります。

「Organization theater:体験型ケーススタディ」は修羅場の疑似経験です。選抜された
「スター」人材に気づきを与え、"その気"になってもらうにはとても効果的です。

次に「レッド」人材。違う意味のスポットライトが当たりがちです。

レッド人材は、自分がそういう処遇にあるのはわかっていますので、毎日が"厭戦気分"で、
"その気"の"そ"の字もありません。むしろ、何かあったら会社側に噛みついてやろうという、
異なる"その気"にスイッチが入りそうになっています。

「ストーン」はいわば"普通の人達"です。日々、それなりの仕事をしています。組織の
ボリュームゾーンでもあります。しかしながら、この"その他大勢"のみなさんにスポットライトが
当たることはなく、忘れられた存在でもあります。自分を高めていこう、という"その気"も強く
ありません。実際のところ、この方々が動くかどうかが組織全体の動きを決めます。


「レッド」「ストーン」の方々の"その気"に火をつける企画をしましょう。鍵は「成功体験」です。

「レッド」「ストーン」の方々は、ボールが飛んでくると自分以外の誰かが取ると思っています。
(確かに、組織の中にはそういうボールをファインプレーで取りにくる「スター」がいます。)

仮に、自分の目の前に飛んできたとしても、手をひっこめがちです。そこでミスして怒られる
くらいなら、取らない方がいいさえと思っています。

これらの方々が、ボールが飛んできたら、"自分がとる!"と主体的に動けるようにしたいですね。
そのために企画すべきは、注意警告ではなく、「達成感づくり」と「表彰」(称賛)」を通じた
成功体験です。

本人がそれなりに取り組んで(頑張って)結果、何らかのカタチで報われた、この企画をしましょう。
本人の良いところや、過去の成果を誉めたところで、そこには"汗をかいた結果の誉め言葉では
ないので"、成功体験にはつながりません。

現在、経済産業省主催の「人活プログラム」の10月期が開講しています。この方々は「レッド」
「ストーン」の代表格です。この方々を20日間のプログラムを通じて、「スター候補」に鍛え直す
という試みをしています。プログラム運営上、最も気を付けているが、自分自身についての気づきと、
「成功体験」です。この週末で第2クールが終わります。あと10日。今回もどうみなさんが変化するか
が楽しみです。

 

 

おまけ:

組織感情の推移を気楽に知るためのツール「ゾンビ・レスキュー」を開発しました。(世界初!)
このご紹介イベントをやります。

意識調査や組織診断というツールは世の中にたくさんあります。Indigo Blueにもあります。

が、日常的に社員がどんな気分で仕事をしているのか、誰が弱ってきているのか、助けが必要か、
こうしたことを気楽に共有できるツールを開発したいと思い、私が発案したものを、
独立系のSI会社のアルバス株式会社(代表取締役社長:吉住文吉)さんが開発してくれました。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20131010/510287/

シフト勤務、客先常駐、外勤が多いなどの理由で社員間、上司部下とのコミュニケーション時間が
不足しがちな企業・組織におススメです。

ご興味のある方、販売代理店を希望される方は以下のご紹介イベントにぜひご参加ください。

日時:10月29日(火)第1部10時半~ 第2部13時半~ (各2時間程度を予定)
場所:アルバスバス株式会社 (JR市ヶ谷駅より徒歩10分)

お申込みは以下にて。

「ご連絡をいただく内容」
・宛先 adv.zmbres@albus.co.jp
・御社名
・ご担当者名
・電話番号
・参加ご希望の会について(第1部 or 第2部)