柴田励司の人事の目

Indigo Blue メールマガジン

Vol.512  成果を出すためのファミリーイベント

社員が安心して仕事に集中できる環境を整える。経営者たるもの、成果を求めるばかり

ではなく、そのためのインフラの整備にも気を配りたいものです。

 

但し、ここで言う「安心」とはその字の通り、“心安らかに”ということであって、

緊張感・危機感の欠如につながるものではあってはいけません。適度な緊張・危機意識が

あった方が高いパフォーマンスにつながります。個々の社員がベストパフォーマンスを

出せるような心理的状態をつくろう、ということです。

 

社員にとっての「安心度」の高さ。これに強く影響を与えるのは、“これからどうなるか”

です。会社全体のこともあるでしょうし、自分が所属している組織のこと、はたまた

自分が抱えている課題のこと、明日の予定のこともあるでしょう。それについての

不安材料が少なければ少ないほど安心度は高まります。

 

会社が明らかに危機的な状態にあるとしたら、不安材料は明白です。それを隠せば隠すほど

猜疑心が不安を高めます。こんなことを言ったら、社員が不安がるから言わない・・・

は逆効果。完全に隠し通せるならまだしても、何等かの兆候が出てしまう可能性があるなら、

きちんと開示して説明した方がいいです。

 

その際のコミュニケーションは、“同じ時間、同じ場所で同じ人から”が基本。人を介して

伝わると伝えて側の意図に反する解釈が付加されることがあります。情報は「事実」に

「その人の解釈」が足されて伝わります。危機下のコミュニケーションへのコストは

不安解消のための投資と考えましょう。

 

但し、この際の力点は、個々の社員にとっての「私はどうなる?」への答えです。

会社が危機だからといって、その説明に終始してしまうと、“で、私はどうなる?”

という不安がムクムクと拡大します。

 

「会社はいまこういう状態にある(概略説明) → 個々の社員に与える影響についての説明 

→ 会社の状態についての詳細説明 → 個々の社員にお願いしたいこと 」 この流れで

説明しましょう。

 

会社が平時であったとしても、個々の社員の安心度に影響を与えることがあります。

 

それは「家庭」のことです。特に子供が小学生以下の子供がいる社員は、確実に家庭のことが

気になっています。子供との時が十分にとれていないと、常に心理的なプレッシャーが

あるはずです。

 

家のことは二の次。とにかく仕事だ! という昭和のマインドセットの人は、もはやほとんど

いません。ワークライフバランスについては気になっているはずです。大企業の経営者とも

なるとそれなりの年齢になっていますので、自分が小学生の子供をもっていたことを

忘れているかもしれませんが、ここへの配慮は成果を出すための原因づくりになります。

 

そこでおススメしたいのが、夏休みのファミリーイベントの企画です。平日にやりましょう。

会社に家族を招待して、半日くらいのイベントと出来れば懇親会をやりましょう。業務時間内

にやるのがポイント。「仕事の一環」としてやりましょう。

 

経営者が音頭をとって、自分の父親・母親がどんな会社で誰と毎日働いているのか、それを

家族に見てもらう。そういう場をつくるのです。私がキャドセンターの再生に取り組んで

いたときにもファミリーデーを企画しました。当時会社はまだまだ危機的な状況にありましたが、

敢えて家族を呼び見てもらいました。その時の様子は今でも記憶に残っています。

 

ただ見てもらうだけでなく、会社で子供と一緒に課題に取り組む。そういうプログラムが

あるといいな・・と思いました。

 

ということで、Indigo Blueでファミリーイベントを意識したプログラムのトライアルを

やることにしました。

(例によって、私の思いつきからの企画化なのでショートノーティス。担当者は大変(ごめん)です。)

 

日時は7/19(土)。神谷町のIndigo Blueのオフィスでやります。

 

関西で体験型謎解きイベントを仕掛け、話題沸騰中のクロネコキューブとの共同企画にしました。

受付は先着順、定員に達し次第〆切ますので、申込はお早めに。

 

(社内にてファミリー参加行事を企画したい方向けの)

親子で参加できる体験型謎解きイベント「クロネコ探偵団」の体験会

 

2014年7月19日(土) 10:15~ 2時間程度

 

クロネコ探偵団 イベント詳細と申込サイト

http://event.indigoblue-service.com/kuroneko/

 

 

ご興味ある方、お子さんと一緒に神谷町にお越しください。(経営者ご本人となりますと、

お孫さんの小学生となるかもしれませんが、それも歓迎します。)なお、Indigo Blue

オフィスのあるビルの隣にはTSUTAYAもありますし、チョコクロワッサンがおいしいお店も

ありますよ。ぜひ!

 

 

おまけー1:同じ日の午後に、内定者対策や若手社員の早期戦力化を図る研修担当者様向けに、

体験型謎解きチーム演習「六堂教授の秘密の実験」の体験会もやります。(こちらもどうぞ)

 

2014年7月19日(土) 14:15~ 2時間程度

 

■六堂教授の秘密の実験 イベント詳細と申込サイト

http://event.indigoblue-service.com/rokudou/

 

 

おまけ―2:映画「her/世界で一つの彼女」が気になってしょうがない。

できるだけ早く観に行く予定です。http://her.asmik-ace.co.jp/

 

 

おまけー3:いくぜ奈良。(JR東日本のいくぜ東北。のCMが気に入ってるのでパクリの連続)