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柴田励司の人事の目

Indigo Blue メールマガジン

Vol.555 可視化

人事の目もついに555号となりました。

 

思えば、2003年に気心の知れた方々にその時々の想いを共有する目的で始めた

「人事の目」でしたが、お送りしている方が知人に転送され、全く存知あげない方から

も問い合わせが入るようになり・・・、今ではどなたでもご登録いただけるメルマガに

なりました。(ブログや社内メールにも転載されているようです。)

 

読んでいただいている方は(ブログも入れますと)10,000人を超えていると思います。

ありがたいことです。何号までいけるかわかりませんが、今後もライフワークとして

続けていきたいと思っています。

 

さて、私が「人事の目」を始める4年前の1999年にこんな動画が公開されていました。

 

https://www.youtube.com/watch?v=KKchgm9Nslk

 

モバイルネットワークの進化により10年後(2010年)はこんな世の中になるという

ものです。制作はNTTドコモさんです。

 

99年ですから、当然ながらiphoneipadはありません。Kindleもありません。音声認識

通訳もありません。これらのサービスが当たり前に描かれています。この動画の制作に

あたった方によると、“これは、Steve Jobsも見たはず。この動画を発表したことで

海外においてRespectされるようになった。”と。

 

素晴らしいです。

 

将来像は目に見えません。目に見えないものは理解されません。将来の核となる

新しいサービスの開発であっても、見えないものにお金と時間を投入していると

批判されがちです。

 

当然でしょう。目の前には課題がたくさんあります。多くの人にしてみますと、

その対処をおざなりにして、なんだからわからないことに力をいれているように

見えるわけですから。“なにやってんだ”と言われるのは致し方ありません。

 

しかし、新しいサービスを立ち上げると決めたからにはこの声に負けてはいけません

。一日も早く、その姿を“目に見える”カタチに仕上げるのが一番です。そこで売上が

立ってくると、その段階で“あ、そういうことか、”と応援してくれる人が増えます。

しかし、多くの人たちはそれでもまだ懐疑的なはずです。しかし、利益が積みあがる

ようになってくるとこっちのものです。多くの人にとって判断のベースは

“勝てば官軍”ですから。

 

「Organization Theater(OT)」を開発したときもそうでした。“修羅場体験を通じ

た学び”とか“役者とのロールプレイの1日版”、と言ってもなかなか伝わりません。“

とにかく見に来てもらえばわかります!”と体験会的なことを重ねましたが、

最初の頃は収支が全く合いませんでした。開発して4年。今期は現時点で年間100日程度の

開催が見込まれています。まだまだ認知度は低いと思いますが、ありがたいことです。

 

Path株式会社でやっていることは、新しいサービス・マーケット(コミュニティ型

マーケット)を創ろうという、まさにこれ。

 

新しいサービスの開発には時間と辛抱が必要です。しかし、これを加速させるのが

Visualizationだと思うのです。目に見えないものを可視化する。先のドコモさんの

映像はその代表例です。可視化することで、理解者が増えてきます。また、

自分たちでは気づいていない展開も生まれるはずです。

 

競合他社に盗られる、という説もありますが、新しいサービスを立ち上げるのであれば

競合がいた方が良いと思います。その方が、その新しいサービスの市場そのものの

裾野が広がります。

 

新しいサービスを可視化するための議論をすると、ディテール(細部)の捉え方が

違っていることに気づきます。新たな課題が見つかったり、自分のイメージが想定以上に

広がったりします。このプロセスが非常に大事です。私が次世代を担うであろう方々を

お預かりして鍛えるプログラムがありますが、このプログラムのアウトプットづくりでも、

将来像の“可視化”をやってみようと思っています。

 

 

ちなみに、“可視化”した姿にいかに早く、効率的に到達するか。これは戦略です。

戦略をオープンにする必要はありません。そこまでやりますと、自分たちよりも

基礎体力(ヒト、モノ、カネ)があるところに負けます。この辺りの打ち出し方には

知恵が要りますが。

 

 

おまけー1:Indigo Blue新しいサービスとして今、立ち上げつつありますのが

Chemistry Change」です。

 

“全ての問題は人間関係に帰する”。心のもちようが変わると関係性も変わる。

 

2月に東京で実施し大好評だった人間関係を改善し、組織のパフォーマンスを向上させるプログラム

Chemistry Change”が6月17日に福岡に上陸します。

 

場所は、以前メルマガでも紹介した“朝礼”で有名なココシス社です。

支店・支社のマネージャーの方等、福岡でマネジメントをされている方にお勧めです。

 

https://indigoblue.co.jp/chemistry_fukuoka/index150617.html

 

 

おまけー2:発売中の日経ビジネスアソシエの中の「上司×部下」のところで解説しております。

 

http://www.nikkeibp.co.jp/atclnba/15/235053/050700004/

 

 

おまけー3:先日、レベルの高い3つの“想定外”が同時発生し、リアル“OT”でした。

汗をかいている私に、”よそにOTやってるんだから、こういうときこそ、その成果を見せないと“、

と賢者の言葉あり。