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柴田励司の人事の目

Indigo Blue メールマガジン

Vol.574 わかっちゃいるけれど

15年来通っている「予防医学」のクリニックの人間ドックを受診しました。

「ハゲとデブが進行」。これが今年の所見です。ほぼ毎朝のランニングと簡単な筋トレ、

週末の水泳の効果で体脂肪率や心肺機能は改善しているのですが、体重は減らず。

デブであるが故の課題が・・・

 

“朝は納豆だけ。ゴハンはなしにしてください。(ゴハンなしの納豆!?)

発泡酒飲み過ぎ。止めましょう” (うー)

おまけに後頭部をデジカメでパシリ。“おー、進行したね。ここもなんとかしましょう”

(なんとかしてほしい)

 

1日がかりですが、その日のうちに結果が出て、経年変化を見ながら、ディスカッションが

できるのでありがたいです。普通の人間ドックよりもややお高めですが、健康を害したときの

経済損失を考えると決して高い費用ではありません。

 

ディスカッションを通じて、“わかっちゃいるけれど・・・”という食生活上の改善点が

リマインドされました・・・。

 

さて、今週、私が社外役員を務める企業でこの秋に管理職に昇進した9名の方々を集めて

「管理職になるための“準備運動”」のセッションをやりました。世の中に「管理職研修」

なるものがたくさんありますが、その多くが大勢を集めた講義形式。しかし、それだけですと

単なるインプット。“やっただけ”に終わる可能性大です。

 

初級管理職は組織感情や現場の行動に大きな影響を与えます。組織が大きければ大きいほど、

その影響は社長をはるかに凌ぎます。初級管理職がきちんと動いてくれないときの経済損失を

考えると、ここはきちんとやっておいた方がよいでしょう。

 

お金をかけて高い講師を呼べと言っているわけではありません。時間と老を惜しむな

ということです。私がお薦めする“準備運動”はこんな感じです。

 

“準備運動”は管理職に昇進したばかりの人を集めたワークショップです。そのファシリテイターを

「部長」が務めます。そのときに自分の部下たる初級管理職はいない方がいいでしょう。

 

「部長」がやることは質問を投げかけ、参加者の答えを可視化しながらとりまとめていくことです。

 

最初の質問は「管理職の役割責任は何か?」です。

 

管理職としてなすべきことは何であると考えているか、について個々に話してもらいます。

部長はそれをそのまま可視化していきます。(私の場合は聞きながら、パワーポイントに

うっていきます。)否定はしません。意味がわかりにくいときだけ、“それは具体的には

どういうこと?”と質問を返します。

 

ここで出されるコメントが間違っていることはまずありません。みな、知識として

管理職たるもの何をすべきかはわかっているものです。(そこもわかっていない人を

登用していたら、その選抜が間違いです。)

 

次に、「管理職としてやってはいけないこと」を聞き、それを可視化します。ちなみに、

この日出たのはこんな意見でした。

 

・責任/報告義務から逃げること

・目標が達成できないことを部下のせいにすること

・自分の感情を部下にぶつけること

・チームをネガティブに(暗く)すること

・管理職が(部下を信用せずに)自分で全部やってしまう

・メンバーに無関心になること

 

ここも否定しません。時折、想いの背景を聞くために“それはなぜ?”と返します。

 

管理職の役割責任(Should do)とやってはいけないこと(Should not do)が明らかになった

ところで、最後の質問をします。

 

「管理職としての動き方についてはよくわかっていますね。但し、“わかっちゃいるけれど、

できない”のが現実。みなさんが接してきた管理職のことを考えてみてください。

みな、こんな風にできていましたか?“

 

みなさん首を横に振ります。

 

「では、なぜ、“わかっちゃいるけれどできないのでしょうか?」 

 

これについて3人一組で議論してもらいます。その後、その結果を可視化して共有。その理由を

整理した後に、どうすれば“わかっちゃいるけれどできない”ことができるようになるのかを

さっきとは異なる3人で議論してもらい、発表してもらいます。

 

この視点の議論をすることで多くの気づきがあり、実際その“わかっちゃいるけれど・・・”

という状況になったときに役立ちます。

 

ここまでで2時間半。これは当然ながらリードする「部長」にとっても良い気づきの場になります。

 

言うまでもありませんが、こういう深い議論をすると管理職同期としての仲間意識が生まれます。

これは非公式ながら困ったときに助け合うネットワークになります。

 

こうした場づくりを人材育成担当者は企画すべきですね。(部長へのオリエンテーションも。)

 

 

おまけー1:すぐに満席になってしまうDress部活のお知らせ、関西版です。

11月7日に「ワインと美食中華のマリアージュ」と題して、中華料理に合うワインの選び方について

学びます。お申込み締切は10月12日! (但し女性限定です。)

 

http://p-dress.jp/articles/-/1090

 

 

おまけー2:ルンバの最新機種にそそられています。

 

http://www.irobot-jp.com/roomba/980/

 

 

おまけー3:先日某大企業のトップにお会いしたところ、お顔のシミが増えていることが

気になりました。Ex:beauteのコンシーラーをそっと送ろう。

(男性でも人前に出る人はシミ隠しありだと思います。)