読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

柴田励司の人事の目

Indigo Blue メールマガジン

Vol.589 老害

ドキリとしました。

 

“社員が辞めていくこと、育たないこと。これは自分の老害のせいだと思う。”。

 

尊敬するある経営者から聞きました。

 

この方とのお付き合いは10年近くなります。お会いする度に刺激を与えてもらっています。

私からすると、ありがたい存在です。

 

ただ、近くで日々仕事をする人たちにしてみると、“激しすぎる”かもしれないと思うこと

があります。この方の厳しさと優しさの深さは一定の距離があった方がわかるかもしれません。

 

別のあるカリスマ経営者が言っていました。“自分は太陽みたいな存在だと言われる。

遠くから見る分には明るいし暖かいが、近くに来ると燃やされてしまう。

図抜けて影響力のある人にありがちな話です。この方もそうなのでしょう。

 

それにしても、当のご本人の口から「老害だよ」。これには驚きました。

 

“回りの人間のできないところばかり気になる。そうなると誰に何をお願いしても不満。

いろいろ言ってしまう。だから人が育たない。辞める。これは老害だと思う。

早く引退しないといけない。”

 

本当の老害は本人がそれを自覚していないものです。この方の場合にはさすがです。

自分を客観視しているので修正していくでしょう。しかし、多くの場合、そうはいきません。

老害が進行してしまいがちです。

 

責任あるポジションで長く仕事をしていると、周囲との差はどんどん開きます。なにしろ

見ている風景が違いますから。

 

これは仕方ありません。そもそも、自分と同じ目線を望むのが間違いです。“近くなってきた”が

関の山。自分と同じようにデキないのは当たり前なのです。それを我慢できないくらい不満に

感じてしまうのは自分の器が「老い」により硬くなってしまっているのです。

 

育成目的で至らないこと承知の上でやってもらう。必要に応じてフォローする。トップに

この意識がなければ人は育ちません。

 

正直これは手間です。気も遣います。年齢が上になればなるほど、自分の現役期間が終わりに

近づいていることを体感して余裕がなくなります。余裕がないのでイライラを押さえられず

ぶつけることになります。これが「老い」です。

 

一人の人がトップを長くやると次第に周囲がその人を神格化して、過大な忖度を始めます。

そのうち、トップの発言が「天の声」となり、社内都合が最優先になる。そうなる前に

トップは自ら進退を決めた方がいい。私の持論です。

 

老害はトップや高齢者にのみ発生することではありません。職場に長くいるベテラン社員も

気をつけないと老害になります。

 

長くいればいるほど、誰よりもそこの仕事に精通します。そうなると、周りがやっている

やり方がまどろっこしく見えてしょうがないので、ついつい文句を言ってしまいます。

“仕事が遅い”“何考えてる”“そんなやり方じゃダメだ”。誰かが新しいやり方を

提案しても考えもせずに却下。否定的なコメントをしてしまいます。

 

ベテラン社員のこの動きは、健全な野心をもつ若者を萎えさせます。辞めるか、どうでもいい、

自分には関係ないという投げやりな態度にさせます。そうなると、もうこれは老害です。

 

周囲の人は自分と違う。同じことはできない。自分には簡単なことでも、他人には難しい。

これを踏まえていきましょう。自分のやり方や特定個人がどうのこうのではあく、

組織全体として求められる成果が出ていればいい。このわりきりが老害を防ぎます。

 

“柴田さんも、60歳越えたら辞めた方がいい。老害になるぞ。”

 

気をつけないと。(汗)

 

 

おまけー1:コンビニのお弁当ですが、食べ比べてみて、ローソンのお弁当が圧倒的にうまい

と実感しました。(お米が違うのかな。)

 

       

おまけー2:EXILEの映像を見るたびに「秘密練習」をしたいと思います。

 

おまけー3:出張、旅行の手配がありましたら、ぜひ、パストラベルを一回使ってみてください。

(海外なら、テレコムスクエアのモバイルワイファイもね。)

その後、ご意見をぜひお聞かせください。

 

http://www.pathtravel.co.jp/