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柴田励司の人事の目

Indigo Blue メールマガジン

Vol.622 一言多い

「一言多い。」これさえなければ・・という人が結構います。私もその一人であるという

自覚があります。気をつけないといけない点(がたくさんあるのですが)の一つだと

思っています。

 

言い争いが収まりそうになったときの「一言」。これで再炎上。更に激しい言い争いに

なってしまいます。駅やお店のトラブルでこの展開をよく見かけます。終わったはずが、

“コノヤロー”と。夫婦、兄弟、友人間でもよくあります。

 

上司が部下に注意をする場面でも同じようなことがあります。一通り注意が終わった後の

「一言」。これが部下の感情にとても嫌な印象を残します。その上司いかに適切な指摘・

注意をしたとしても、この「一言」のおかげで部下がそれを受け入れらない気持ちになります。

 

かつて、私の近くに大変不人気な女性管理職がいました。彼女が不人気であったのは、

部下への指導を終えた後、立ち去りながら、“いくらいってもダメ、死ね”、とか

“採用間違えた”という言葉を吐くからでした。彼女の指摘、指導は的を得ていましたし、

アドバイスもいい内容でした。しかし、最後の立ち去りながらの言葉がその前の全ての

指摘事項を感情的に上書きしていました。

 

あるとき、あまりの状況だったので、本人にそのことをフィードバックしました。

本人は憮然としてこう言いました。

 

「一言多いのは“気が済まないから”です」

 

伝えるべきことと自分の感情。どちらが伝わればいいか。冷静に考えると明白です。

「伝えるべきこと」です。自分の感情がそれを上書きしてしまうと指摘の意味がなくなります。

 

言わなくてもいいことを言ってしまう。この心理の底辺にあるのは「自分は間違っていない」

という強いエゴ(自我)と相手への「不満」です。その感情がなせる業です。

 

相手の主張を聞き、頭で理解したとしても、

自分の深いところで納得していないので「一言」言ってしまう。

 

自分に非があることがわかっているのに、

自分の深いところで「わかってほしい」というエゴがあるので「一言」言ってしまう。

 

相手に言うべきことを言った後に、溢れる自分の感情を押さえ切れずに「一言」言ってしまう。

 

これらを自制できたらいいですね。自分の周囲の人間関係のギスギスが減るはずです。

 

「自我」による悪さ、「不満」を引きずる感情。これらへの対処は自分を高める以外に

ありません。まずは、「一言」言ってしまう自分を客観視すること。「一言」言ってしまう

自分を恥ずかしいと思うこと。ここからです。これは意識しておかないと無理です。

繰り返し、自分に言い聞かせましょう。

 

それでも言ってしまうことがあるでしょうで。そうしたら、その度に自省する。

これを積み重ねていくしかないと思います。この反対にあるのが「余裕」だと思います。

余裕ある大人はエゴを自制し、不満を昇華させる術をもっています。

そういう大人になりたいものです。

 

 

 

おまけー1:とある件から「七年殺し」の話題に。聞いていた若者が“五郎丸選手?”。

これは世代間ギャップではなく間違いです。

 

おまけー2:ネーミングに弱いです。「地獄イカ」とか書いてあると、まず注文してしまいます。

 

おまけー3:「入社1年目からの仕事の流儀」。9月22日に配本されました。内定者を含め、

社会人経験3年目くらいまでの方が対象です。お近くの若者にどうぞ。

 

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