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柴田励司の人事の目

Indigo Blue メールマガジン

Vol.309 やっぱり、原点回帰

早稲田塾の表参道校で講演しました。5月23日、先週の日曜日です。
当日は大雨、しかも河合塾の模試とバッティングしていたらしいので、
まあ少人数だろう・・・と思っていたところ、なんと70~80名も!


ところどころに、えらく老けた高校生がいるなあと思っていたら、それは親とのこと。
親も20名くらい来ていたようです。


びっくりしたのは質問のレベルの高さ。
それと、講演が終わってから控室に押しかけてきた連中のまなざしの熱さ。


ふだん接している、"そこいらのおっさん"たちとの違いに
心が洗われるような想いでした。


まだまだ日本は捨てたもんじゃない。この連中に"先の世代の経験"を凝縮して
伝えてやりたい、いろいろな可能性にチャレンジさせてやりたい。


そういう想いがムクムクと。


中には高校生なのに、"先生たちの派閥争いに巻き込まれまして・・・"
なんていう中間管理職の悲哀みたいな悩みを吐露するやつもいましたが、
そうであっても澄んだ目で己と周囲を見つめ、純粋に悩み・・・、
ヒトが成長していく原点がそこにありました。


そうなんです。原点。ここが大事。
それを再認識させてもらった一日でした。


壁にぶち当たったら「原点回帰」。そこに未来のヒントがあるはずです。


"こうなったらいいのに"。これがなんらかのカタチで商品・サービス化され
人気を博します。その後、それを、もっと効率的に、もっと効果的に提供できないか、
もっとおしゃれにできないか、という"もっともっと"の競争が生まれます。


その過程で、いろいろな技術が活用されます。もちろん新技術も試されます。
デザインもよりかっこよくなります。
こうして、当初の商品・サービスが高機能化し、進化していくわけです。


が、気がつくと市場が飽和、あるいは代替手段が台頭してきます。
いろいろとやっているわりには商品・サービスがじわりじわりと売れなくなる。


なんとかしようと"もがく"のですが、思うような結果に至らず、
ストレスと不安ばかりが募る。


こんなときこそ「原点回帰」です。


そもそも、顧客はその商品・サービスの何が良くて魅かれたのか。
ここを純粋に見つめることが大事です。これが原点ですから。


進化は、顧客の心をつかんだ原点ではなく、その周辺を合理化したり、
カッコよく見せたりしていることが多いのです。
そのうち、この周辺の競争になり、原点が見失われていきます。
特に価格戦争が勃発するとそうなりがちです。
なにしろ、売り手側は必死ですから。
見るべきものが見えなくなります。


顧客はこの辺りの"ずれ"を感覚的に察知します。
一見全然違う代替品やサービスにその原点を見出し、
そっちに心が奪われていきます。


そんな展開が多いのではないかと思います。


だからこそ「原点回帰」。


原点回帰の精神で自社の商品やサービスを見直す。
そうすると、古臭いやり方の中に新しいヒントが見えてきたります。
もちろん、昔のやり方をそのままやるのはダメです。
原点を見つめ、今だからできるやり方で磨く。


"なんとか"屋という業態は、ただでさえ成熟→衰退ですから、
そうしないと5年後がありません。



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おまけー1:永田町駅で、階段を駆け降りて有楽町線に飛び乗り!

「ん?」 なんとなく気配が違う。・・・なんと「女性専用車両
(最後尾を女性専用にしちゃだめじゃん。駆け下りたら、そこに乗っちゃうよ。)

しょうがないので、全力で"全く気づいていないヒト"の気配を出し次の駅で降りました。
あのまま、ずっと乗っていたら注意されたかなー。



おまけー2:その車両での耳にした会話。

「あたし、どらえもん持ってるー。」「あたしも」
「あたしのは緑よ。」「へー、それ新しい。」
(なんていう会話だ・・・)


おまけー3:旧知の有名メディア副編集長のYさんと某ホテルの中華でランチ。
Yさんと会うと、おもしろいことに遭遇することが多いのですが、今回は"ご飯"。


Yさんが着席したら、お茶じゃなくてご飯が出た。さすが!