柴田励司の人事の目

Indigo Blue メールマガジン

2012-01-01から1年間の記事一覧

Vol.438 1:Nの仕事をしよう!

年の瀬に仕事について考えてみました。 仕事には「自分が動くことで成果が出て、それで完結するもの」と「多くのヒトの成果に つながったり、その価値が増殖したりするもの」があります。前者を「1:1」の仕事、 後者を「1:N」の仕事と私は呼んでいます…

Vol.427 腹を決めてヒトを育てる

朝起きて最初に何をしますか? TVのスイッチをいれる。少し前まではこれが多数だったと思います。 今はTVの前にスマホを手に取っていませんか? TVではなくスマホを先に手をとるのは、そこに"じぶん"宛のメッセージがあるからです。 TVにはそれがありません…

Vol.436 3年目の社員を刺激する

ジョン・レノンの「Happy Christmas (War is over)」を至るところで耳にする 季節になりました。 クリスマスソングというと山下達郎さんの「クリスマスイブ」やLIVE AIDの 「Do they know it's Christmas time at all?」lも定番ですが、 私はジョン・レノン…

Vol.435 SYNQA

「京橋」駅の2番出口を上がると、そこに「SYNQA」があります。 「SYNQA」とは近未来のオフィスを具現化した新たな交流型ビジネス拠点。 ITOKIさんの挑戦的試みの場です。11月26日(月)にグランドオープンしました。 ご興味ある方はぜひ見学されることをお薦め…

Vol.434 とってもゴースト!

ル・テアトル銀座で「とってもゴースト」というミュージカルを観てきました。 「体験型ケーススタディ:Organization Theater」のパートナー、 音楽座ミュージカルRカンパニーの秋公演です。 週末は完売らしいのですが、明日から金曜日までのウイークデーは…

Vol.433 失敗は成功の母

土曜日はすごい雨でしたね。 東海道線に乗ろうとしたら「不通」。急きょ、小田急線へ。さて、 "失敗は成功の母" この金曜、土曜も「体験型ケーススタディ」。 某企業の次世代を担う選抜人材たる受講生たちは7時間のビジネスシミュレーションによく耐えて、頑…

Vol.432 説明と共感

先週は「体験型ケーススタディ」のオンパレード。1週間のうち3日がこれ。 なんと来週も3発!(しかも演目が違う!) 「体験型ケーススタディ」は有事のビジネスシュミレーション。いわば"off-OJT"です。 人事評価が高いヒトが、プレッシャーがかかる場面にな…

Vol.431 自分で自分の時間を管理する

柴田塾@東京11月期が終了。今回も個性豊かなメンバーが集まってくれました。 2日目の名物(?)「体験型ケーススタディ」。今回の題材は「企業合併」でした。 合併を巡り、想定外の事象が次から次に起こる7時間。受講生たちは心を折ることなく対応していく…

Vol.430 若い教員たちをサポートする!

先週、大阪府内の複数の中学校に出向き、校長先生をはじめ、現場の先生方と 「人材像」についてのセッションをしてきました。 ここ数年、つくばの教員研修センター等で校長、副校長向けに講演することが多いので、この役職・世代の方々との接点は多いのです…

Vol.429 中途・新卒という呼び方を止めませんか?

私は「中途入社」という言葉があまり好きではありません。 「中途」というと、なんだかアウトロー的な響きがあります。主流派に対して、途中で入ってきた"よそ者"という感じです。 確かに昔はそういう感じでした。中途採用というと現場の欠員補充。しかも、…

Vol.428 アルマジロと岩地蔵

「アルマジロ」。 上が、いくら改革を叫んでも、厳しく接しても一向に変わらない。固い甲羅に身を包み、耐えに耐え、その上があきらめたり、退任するのを待つ。 こういう集団を「アルマジロ」と称したことがあります。かつて某公務員組織でこれを発見しまし…

Vol.427 上司なるもの

さて、私がキャドセンタ─社長時代に、管理部長をやってもらっていた緒方健介さんが「どんなバカな上司の下でも成長できる仕事術」という本を出版しました。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478020825/myblog06a-22%22 当時の緒方さんの"上司"は…

Vol.426 日本について胸を張るには

先日、とある勉強会で「日本は諸外国から高く評価されている」というデータを見ました。 例えばこれ。 http://www.adobe.com/jp/aboutadobe/pressroom/pressreleases/20120424_StateofCreateResearch.html アドビシステムズが日、米、英、独、仏で「世界で最…

Vol.425 プレゼンの極意はホスピタリティ

ようやく涼しくなりそうな気配ですね。さて、 今日のテーマは「プレゼン」。 プレゼンの極意は「ホスピタリティ」。"言いたい話"を言うのではなく、 相手が"聞きたい話"を話すこと。 数か月前から「伝わるプレゼンテーション」という講座をやっています。平…

Vol.424 全力でやれ!

"ジョギングの中で「全力疾走」してみた。「全力」はやっていないとできなくなる。 仕事も同じ。"偉く"なると「全力」対応しなくても日々過ぎる。気が付くと筋肉が衰えている。 意図的に仕事の「筋トレ」をしよう。" 先日、Facebook(http://www.facebook.co…

Vol.423 自分の後継者の名前を書け

外資系コンサルティング会社の「社長」に就任して間もない頃のことです。 ニューヨークの本社で本社の副社長に問われました。 「自分の後継者候補の名前を3人書いてだしなさい。」 日本の社長をしっかりやってくれ。期待している。という言葉のすぐ後のセリ…

Vol.422 言葉だけで伝えようとしない

相手の顔は自分の鏡です。 自分がニコニコして接すれば相手もニコニコします。 厳しい表情で接すれば相手も厳しい表情になります。 コミュニケーションには「Verbal communication(言葉によるコミュニケーション)」と 「Non-verbal communication(言葉以…

Vol.421 優れたリーダーの陰に優れたフォロワーあり

木曜日から「柴田塾」の第16期@東京でした。 「柴田塾」は3日間の短期集中の次世代リーダー育成プログラム。 今回も様々な業種業界から16名のチャレンジャーたちが参加してくれました。 2日目はおなじみの「体験型ケーススタディ」。今回は新作です。 郊外…

Vol.420 「じぶん計画」やりたいことリストを書く

残暑お見舞い申し上げます。このメルマガが届くのは19日の日曜日。お盆休みだった方はまだ"お休みモード"。これから休みに入る方は"お休みモード開始"。ということで、まだまだ"お休みモード"の方が多いのではないかと。「休み=Vacation」。自分をVacant(…

Vol.419 80歳現役時代!

暑中お見舞い申し上げます。毎日暑いですね~。昔もこんなに暑かったですかね? 中学時代の夏と言えば部活。しかし、こんなに暑い中で部活をやっていたとは思えず、夏の平均気温の推移を調べてみました。40年前と比べると2度ほど今の方が高いようです。100年…

Vol.418 グローバルな環境で仕事をする力を鍛える

金曜日に「体験型ケーススタディ」の英語版を企画してみました。「体験型ケーススタディ」は有事の疑似体験を通じて、総合的な実践力を鍛える「場」です。その「場」を通じて、"頭ではわかっていたが、やってみると思ったように動けないものだ・・・"という…

Vol.417 建設的妥協

先週月曜の原発反対のデモはすごい規模でした。主催者発表17万人、警備発表7万人。数字に違いはあるものの、近年にない規模であったことは間違いありません。私の知人も何名か参加していたようです。昨日もどこかでデモが行われていた模様。この感じ、まだま…

Vol.416 やっぱり「遠心力型組織」

業界シェアには今後その業界がどうなるかを予見するヒントがあります。名前の知れているメジャープレイヤーたちを合算したシェアが50%以下で、かつ目立って大きなプレイヤーがいない業界、しかも、業界としてのCAGR(年平均成長率)がネガティブの場合(そ…

Vol.415 好きをカタチにする

プレジデントオンラインというサイトで「柴田励司の好きをカタチにする人聞録」なるコーナーをやっています。毎週木曜日の午後あたりにアップされています。最新号はこちらです。http://president.jp/articles/-/6551この企画、最初は柴田のコラムでも・・・…

Vol.414 政治家、メディア、何やってんの

先週、珍しく発熱して火曜日と水曜日にダウンしました。かつて、"倒れるまで働く"というスタイルで周囲の方々に多大な迷惑をかけてきたので、40歳くらいから"倒れる前に休む"にスタイルを変更。その後、仕事に穴を開けないできましたが、今回は不覚にも2日穴…

Vol.413 インプット環境を変えよう

6月23日。第13期柴田塾の3日目です。あと数時間で終了。今回もいろいろな気づきがありました。"リーダーは「個人として優秀」。だからリーダーに選ばれる。しかしながら、リーダーになった瞬間に個人としてのパフォーマンスよりもそのチームのパフォーマンス…

Vol.412 ヒト次第

「その話、誰が言っているの?」 私たちは物事を判断するときに、諸々の経済合理的な説明よりも、"誰が言っているか"という「ヒト」の影響を強く受けますね。このヒトが言うなら・・・、あいつならきっとやってくれる・・・と。判断の拠り所は"ヒト次第"です…

Vol.411 力関係なるもの

金曜日、サッカー日本代表ワールドカップ3次予選の対ヨルダン戦。「6-0」で日本が圧勝でした。私はサッカーについては完全にミーハー。大きな試合のときだけ、代表ユニフォームを着たりして、にわか応援団になるクチです。技術的なことはわかりませんが、…

Vol.410 迷っているうちは・・・

"迷っているうちは動かない方がいい。そのうちパッと答えが見える。そのときに動くべし。但し、そのときに躊躇すべきではない。その瞬間を逃すと再び深い迷いに入ってしまうから。"先日、名古屋から来た有為な若者に伝えた言葉です。コンサルタントとして独…

Vol.409 誰かがやるだろう・・・からの脱却を

柴田塾第12期@東京開催中です。今日は3日目で最終日。あと数時間で終了します。今回は参加者の40%が女性。しかも台湾人が2名参加。受講生の年齢は20代から50代まで。メンバー構成的には理想的です。2日目は「体感型のケーススタディ:企業合併」。合併をめ…