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柴田励司の人事の目

Indigo Blue メールマガジン

Vol.393 グローバル化というものの

「ダイエット」のことを書き過ぎました・・・。

最近行く先々で「柴田さん、痩せましたね」というお世辞を言われます。
確かに1か月で4キロ落ちましたので、それなりにいい感じになってきました。
が、外形的にはまだまだです。

おもしろいことに「柴田さん、痩せましたね」の次のセリフがほぼ同じ。
「いやー、知っている人がダイエットに成功したんだけど、その後リバウンドして・・・」。

"そんなに簡単にスリムになってもらってたまるか!"という秘めたライバル心を
感じることもありますが、多くは次に会ったときに、気まずい空気にならないための伏線だろう
と思います。本当にリバウンドしていたら、なんと言葉をかけていいかわからないですからね。

しかし、そんな心配はご無用。"リバウンド"トークを聞くたびにメラメラと、
その"期待"を裏切ってやろうという気になっていますので。


さて、"期待を裏切って"ということですと、日本企業のグローバル化の進展もそう。
90年代後半から、多くの日本企業でグローバル化の必要性が声高に叫ばれ、
私もマーサー時代にいろいろな調査やコンサルティングに関わりました。

当時言われていたのが、"10年後には当たり前のようにグローバルな環境下で
仕事をすることになる。だから、今からそのための備えを。"

10年以上経過してどうなったかというと、あまり変わっていません。
グローバルな環境は身近になっていませんね。一方で韓国や上海は変わりました。

日本は...というと、未だに、海外派遣社員が現地社員をどうマネジメントすべきか、
外国人社員の採用をどう進めるか、という海外進出初期の課題から、国外の優秀な社員を
どのように幹部に登用すべきか等、10年前の課題は課題のままです。

もちろん、トップが外国人になったり、外国人幹部がいたりと10年前と比べて、
その"グローバル化"が進んでいる企業もあります。しかし、まだほんの一握りです。
日本企業という単位で考えると、ほとんど進展していないという印象です。

この手の変化は目に見えて変わるというよりも、気がついたら変わっていたというものですから、
そもそも時間がかかるものです。それにしても変わりが遅い。


私は「外国人」を「エイリアン(異なるもの)」として捉えている限りは変わらないと思っています。
特別なことだから「エイリアン」扱いになってしまうわけです。
これを日常風景にすればいいのです。

いろいろ考えるよりも、思い切って日本人以外の社員を周囲に相当数投入する。
それが"変える"ための早道だと思います。しかも本社から。内なる国際化を本社から進める。
これが10年前からの私の主張です。


木曜日の夜に、平河町のライブラリーの会議室で旧知のイギリス人2名と
"グローバル化"をテーマに2時間ほど雑談しました。両名とも日本滞在歴が長く、
ある意味で定点観測してきたわけです。
一人は複数の日本企業で働いた経験あり、もう一人は外資系企業で働く日本人向けの
トレーニングをやってきた人です。

いろいろ議論した中で、両名から指摘されたのが、
多国籍企業で日本人が幹部になることが少ないということ。
私自身そういう役割を数年やりましたし、私の周囲にもそういう人は何名かいますが、
世の中的には日本を超えて、アジアや他の地域でリーダーの役割を担ってきた人は
確かに少ないですね。

これは、「英語」の問題ではないと思います。
むしろ、英語で仕事をするスキルと気持ちの問題だと思います。


リーダーという役割には「全体の場を仕切ること」
「個々のメンバーと一対一の関係を構築すること」が求められます。
これを英語で普通にやれるスキルは必要です。私がIndigo BlueGlobal work
というプログラムを始めたのもこのためです。

それと更に必要なのが「一歩前へ出る」こと。この気持ちです。
この気持ちがないと上記のスキル使えません。

考えてから動くのではなく、自分の直感で動く。正しいと思ったら賛成する。
違和感があったらその場で表現する。自分の判断が間違っているかもしれない・・・、
自分の意見は受け入れてもらえないかもしれない・・・、
まとまっていないのに発言しては迷惑になる・・・と躊躇せずに、その場でガンと一歩前に出る。
但し、同時に相手の意見もきちんと聞く。意見が合わなかったり、
反対されたとしても、その人個人に悪い感情を持たない。

こういう動きがデキるヒトが増えること、増やすこと、それが日本企業を
"グローバル化"することにつながると考えています。


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おまけー1:平河町のライブラリー。初めて行きましたが、いいですね。

集中して仕事をする環境を持ちたい人に最適です。
心静かに「知」を発展させることができる場です。詳しくはこちらを。 http://www.academyhills.com/hirakawa/index.html


おまけー2:2月9日(木)~11日(土)に名古屋で柴田塾を開催する予定ですが、直前になって
業務上の理由で2名キャンセルされた方がおり、プログラム運営上困っています。 (・_・;)

ショートノーティスなのですが、参加できそうな方はこのメルマガに返信でお知らせください。
直接お返事を差し上げます。大学生、大学院生も歓迎します。

(詳しくはこちら)
http://www.indigoblue.co.jp/seminars/a01-shibata-juku/event20120209.html