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柴田励司の人事の目

Indigo Blue メールマガジン

Vol.543  自分で汗をかく、手柄を人にあげる、それを忘れる

先日、私よりも一回り年長で経験豊富な方々との会食を堪能しました。おいしい食事と

身になる会話。これぞ会食です。最終の新幹線で大阪に向かうことになっていたので

最後までいられなかったのが残念でなりません。いやー、ああいう風に年を重ねたいと

思いました。成功も失敗もスケールが違います。

 

「自分で汗をかきなさい」

「手柄は誰かにあげなさい」

「そのことを忘れなさい」

 

会食の中で出てきた言葉です。

 

この手の格言は巷にあふれていますが、人生経験豊富な方から聞きますと受け取る重さが

違います。これが人生の年輪が成せる業と思います。

 

自分で汗をかく。

 

組織の中でポジションが上がるにつれて、自分で汗を書く機会が減ってきます。自分で

やるのではなく、やらせる方に役割が変わるからです。これは組織運営上、人材育成上、

極めて大事なこと。いつまでも“上”の人間がやっていますと、この組織の成長性に

陰りが生まれます。

 

私もマネージャーに成りたての人には「組織力ではなく個人の力量」と話しています。

自分でやるのは楽しいし、そっちの方が生産性が上がるように思えますが、長い目で見ると

むしろネガティブ。チームメンバーが動きたくなるような環境を創ること。これこそ

マネージャーの仕事だと説いています。

 

そうは言っても、これに甘んじて、自分で汗をかかなくなると、自分の反射神経や成長力が

衰えてきます。あるとき唖然とします。自分はなんて何もできないかと。どんなにエラく

なっても、なんでもよいので必死にやらないといけない環境下に自分を置き続けた方が

いいと思います。

 

手柄を誰かにあげる。

 

頭でわかっていてもなかなかできないことです。ほとんどの人がヒトは周囲から良く

思われたいと思っていますので、ついつい自分を売り込もうとしてしまいます。

通常は周囲を立てているが、ここぞいうときに自分を出してしまう。私もまだまだです。

 

まさに今日のこと。大阪で某企業の選抜人材を対象とした半年におよぶ研修を終えました。

ちなみに今回の研修はとても楽しかった。対象者は私より少しだけ若い方々で、いわば同世代。

男子校時代を思い出す日々でした。プログラムを全て終えた後、研修事務局と今回の研修の

きっかけをつくっていただいた方にちょっとしたギフトを差し上げました。この機会を

つくってくれた御礼の気持ちです。

 

Indigo BlueのYさんにこの「御礼」のことを話したところ、彼が目をまるくして、

そういう気遣いをこれまでしたことがなかった、学びました・・・と。

 

思えば、今回のプログラムの下働きをしてくれたのは全てYさん。今回はIndigo Blueとしての

御礼なのですから、私から渡すのでなく、Yさんから渡してもらうようにすればよかったと

強く反省。調子にのって、いかにも柴田からという感じでお渡ししてしまいました。

この手のことで反省することはまだまだあります。

 

「そのことを忘れなさい」。

 

これが最も難しい。誰かが自分にしてくれた恩義のことは絶対に忘れないようにするが、

自分がしたことは忘れる。なかなかできることではありません。この境地に早く達したいですね。

 

 

おまけー1:2月26日に「職場の人間関係に悩む管理職」のために開発した「Chemistry Change:

ケミストリーチェンジ」のお披露目をします。課長研修の題材として使っていただける内容です。

ぜひ、お越しください。

 

https://indigoblue.co.jp/chemistry_change/

 

おまけー2:来月13日に新刊を2冊出します。(同じ日に2冊になるとは!自分でも驚き)

 

「社長の覚悟」(守るべきは社員の自尊心)ダイヤモンド

「優秀なプレイヤーはどうして優秀なマネージャーになれないのか?」 クロスメディア出版

 

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(予約の絶賛受付中!)

 

おまけー3:「優秀なプレイヤーは・・」の出版を記念して、久しぶりにトークセミナーをやります。

 

3月16日(月)六本木アカデミーヒルズ、19時~です。

今回もアカデミーヒルズさんのご好意で、会員以外の方にも門戸を開いていただきました。

 

ぜひ、お越しください。お申込みは以下からどうぞ。こちらは先着75名様まで。

 

https://indigoblue.co.jp/library_event/