柴田励司の人事の目

Indigo Blue メールマガジン

Vol.591 負けない 負けない 負けない

負けてはいけない。

 

この週末、辛い思い、寂しい思いをしている全ての人へのメッセージです。

 

目の前が閉ざされるようなことが起きると、誰でも暗澹たる気持ちになります。

自分の近くの空気の密度が変わります。周囲の音が消えたような感覚になります。

それでいて胸の奥にはきゅーっと差し込むような痛みを覚えます。しばらくすると、

胸の痛みは何か大きなモノを飲み込んだような感じに変わります。苦しい。

自然とため息が出ます。

 

我を忘れてできることがあると、それに没頭することで苦しさから逃れようとします。

しかし、これもしばしの気休め。ハッと我に返るとそこには「目の前が閉ざされるようなこと」

が横たわっています。何も変わっていません。ますます暗澹たる気持ちになります。

 

こんな状況にある人たちへ。

 

まずは声に出して言ってみましょう。

 

“負けない” “負けない” “負けない“

 

3回続けて声に出してみてください。力が戻ってくる感じがあるはずです。

 

大事なことは背筋を伸ばして、胸を張って声を出すこと。(自分に言い聞かせて)

 

“なんでこんなことになったんだろう”と自問して悩んでみても事態は変わりません。

一刻も早く、前を向きましょう。明らかに自分に非があると自覚している場合でもそうです。

いつまでもクヨクヨしていても始まりません。反省は大切です。

しかし、いつまでも自分を責めていてもしょうがありません。

 

あなたが落ち込んでいる姿は家族や友人や職場の部下、同僚に辛い思いを伝染させます。

周囲にわかってもらいたいという気持ちはわかります。しかし、自分の重荷を周囲に分けた

としても何も変わりません。却って、苦しくなります。周囲の悲しい顔、どうしたらいいか

わからない顔があなたを襲います。

 

最悪は家で家族に重荷を分けることです。家族なんだからわかってくれ・・・という想いに

なることはわかります。但し、家族はあなたの環境を100%理解しているわけではありません。

背景情報がない中で、自分が落ち込んでいるから慰めてくれ、は難しいです。

 

それでも、家族ですから気を遣ってくれるでしょう。しかし、そのポイントがずれてしまう

ことも多々あるでしょう。そこで怒りの矛先を家族に向けるのは最悪。最も大事な味方を

失うことになります。

 

あなたの問題に解決の道筋をつけるのはあなたしかいません。

 

“負けない” “負けない” “負けない”

 

この呪文で自分を解放しましょう。

 

10年ほど前外資系企業の社長をしていたときに本社とその周辺からの“攻撃”にかなり

精神的にやられた時期があります。そのときにこの呪文を唱えて乗り切りました。

それだけでなく、当時PCのパスワードも“負けない”にしていました。

朝、歯を食いしばって走りながら、この呪文を唱えました。

 

あとは笑うことです。大ピンチのときこそ、笑う。

 

笑う門には福来るといいます。真理だと思います。暗ーい感じのところからは運気も

逃げ出していきます。どんなに苦しくても笑っているとパワーが寄ってくるものです。

 

辛い境地にあるあなたが笑って元気にしていると周囲も安心します。ますます、

あなたのことを応援しようという気持ちになるはずです。

 

(このメルマガを清原和博さんがとってくれていたらいいのに。)

 

 

おまけー1:スペシャルミッションがあり、先週は、東京→大阪→高山→黒部→東京と

短期間で大移動しました。しかし、今年は本当に雪が少ないですね。

雪祭りの担当者にもこのメルマガを届けてあげたい。

 

おまけー2:「しっぱいしたら、はげます」 

小学生のコメントですが、中高年男性にしてみるとシュールです。

 

おまけー3:“しくじり先生”という番組がありますが、よく見ます。

自分の“しくじり”を人に話して笑えるようになったら一皮むけているはずです。