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柴田励司の人事の目

Indigo Blue メールマガジン

Vol.602 距離感づくりの達人たち

「柴田さん、今日は東京にいらっしゃいますか?」

 

水曜日の朝、1本のメールが入りました。マーサー時代に人材紹介でお世話になった

Mさんからのメールです。

 

この日はパスの取締役を含め、合計11の予定あり。空きは12時~12時30分のみでしたが、

久しぶりにお会いしたかったので、この昼飯どきに来てもらいました。

 

Facebookで彼の近況について見ていましたが、直接話すのは数年ぶり。しかし、顔を

合わせるや否や、すぐに時間の壁はなくなりました。秘書の佐々木さんに用意して

もらったお寿司を食べながら近況を話し、あっと言う間の30分でした。

 

数年ぶりに“いきなりやって来て時間の壁を無くす”。この感じがいいですね。

 

精神的な距離感。これがヒトとヒトとの関係性を決めます。この距離感の取り方が

抜群にうまい人たちがいます。Mさんもその一人。

 

「胸襟を開く」「腹を割って話す」。英語でもHeart-to-heartと言いますよね。

まずは、自分の“見栄”や“格好づけ”を無くす。これで相手も同じことをしやすくなり、

打算や下心なしに、まさに心と心がつながるわけです。

 

しかしこれ、タイミングが重要です。相手がその気になっていないときに、自分だけ

“腹を割って”も相手は馴れ馴れしいと思います。近すぎるのです。また、この逆もダメ。

いつまでたってもよそよそしいと思われます。遠すぎるのです。

 

相手に対してへりくだるのもダメ。仮にそれで相手が気持ち良くなったとしても、

優越感を維持しようとして“格好づけ”をするので相手が疲れます。この関係性は長続きしません。

 

近すぎず遠すぎず。優越劣位なし。この距離感です。

 

先日、“土のデザート”を出してくれるお店に連れて行ってくれたIさんも距離感の

取り方が抜群にうまいおひとりです。Iさんは日本を代表する誰でも知っている企業の

常務なのですが、“偉い人”オーラを出されません。初めてお会いしたのは2年ほど前ですが、

あっと言う間に絶妙な距離感を創ってくださいました。

 

15年来の友人のTさん。この人はすごい。相手が誰であっても、良好な関係性をつくる

天賦の才があります。駐日アメリカ大使とも気軽に距離感を構築されているので、

さすがに驚きます。このTさんが友人・知人を招いてのホームパーティや勉強会ができる

邸宅を埼玉県に建設しました。彼の長年の夢の実現です。

 

何度がお誘いいただいていたのですが、日程が合わず。このGW中にようやくお伺いすることに

なりました。(せっかくなので、邸宅訪問を季刊誌「DRESS」で取材させてもらうことにしました。)

 

距離感の達人。彼らの特徴は私利私欲がないことです。自分の売り込みや頼みごとは一切なし。

単純にその人との関係性を楽しんでいます。この自然体があっと言う間に絶妙な距離感をつくる

秘訣だと思います。彼らと比較すると私はまだまだ生臭い。見習わなければ。

 

ところで、冒頭のM氏の要件はなんだったんだろう?

 

 

おまけー1:地下鉄内で耳にしたとある家族の会話。

 

母親:来月、嵐がくるんだって!

娘:ほんと!? 学校休んで行こう!

祖父:ん? 植木、大丈夫かな・・・

 

おまけー2:「シビル・ウォー」(アベンジャーズシリーズ)にアントマン出るみたいです。

それどころか、スパイダーマンも出るみたいです。これはエライことです。見に行かねば。

 

http://ciatr.jp/topics/39609

 

 

おまけー3:DRESSのWEB版。読者激増中です。ぜひ、ご覧下さい。

 

https://p-dress.jp/