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柴田励司の人事の目

Indigo Blue メールマガジン

Vol.609 「ちっぽけな優越感がする悪さ」

つい見てしまうCMです。

 

「セトモノとセトモノとぶつかりっこするとすぐこわれちゃう。

どっちかやわらかければだいじょうぶ  やわらかいこころをもちましょう」

 

相田みつをさんの詩を引用したACジャパンの全国キャンペーンです。

 

この詩は「そういうわたしはいつもセトモノ」と終えています。

 

そうなのです。誰もがちょっとしたことでセトモノになりがちです。

特にそれなりの地位にある人は要注意。“自分はこれだけ頑張っているのだから「特別対応」

してもらって当然だ・・・というおごりが生まれがちです。名の知れた企業の幹部、

役人、オーナー企業の社長、政治家、芸能人でこの手の失敗で世をにぎわした例は

たくさんあります。

 

セトモノの矛先になりがちなのが、レストランのマネージャー、タクシーの乗務員、

駅員、コールセンターのスタッフ。ちっぽけな優越感を充たすために。自分の心が

する悪さです。自省/自制しませんと。

 

職場の中にもこうしたぶつかり合いがあります。どの職場にもあるでしょう。職場だと

すぐさま“ガチャン!”とはなりませんが、角が立つやりとりを繰り広げたり、去り際に

毒のある言葉を吐いたり、さらには無視したり・・・。(全ての対応をメールにするのは

“無視”と同義です。)これらは、すべて自分の心がしてしまう悪さです。

 

部下同士がこういう状態になると、心ある上司はたいへんです。なんとか改善したい

ので仲裁しようとします。まずは、双方それぞれの話をじっくり聞きます。食事や

飲みの時間を使うこともあるでしょう。

 

客観的に聞けば聞くほど、双方それなりの主張も理解できますし、なぜ、好戦的な

態度なのかもわかります。しかし、多くの場合、上から見るとどっちもどっちなのです。

そういうと、双方から“それでも向こうの方が問題だ!”となります。これは治まり

ません。やれやれ。

 

こうした問題を抱えていない組織はないと思います。この手のことは組織の上の階層

になればなるほど“頑固な問題”として顕在化し、継続します。継続すれはするほど良

いことがありません。組織の連携ミス、キーパーソンの離脱、内部告発・・・、

顧客のことよりも社内政治が優先となり、業績は低迷します。まさに敵は内部にあり、

という状態になります。

 

心ある上司であればあるほど自分の時間のかなりの割合を使って、この手の問題を

解決しようとします。しかし、これはあくまでも当事者の心の問題なので、上司が

できることには限界があります。上司の顔を立てて、その場はとりつくろったとしても、

当事者の心のもちようが変わらない限り、変わりません。

 

心のもちようを変えるには本人が自分の内面を見つめる機会が必要です。周囲は

そのための機会を設けるしかできない。そんな思いから開発したのが人間関係を

改善し、組織のパフォーマンスを最大化させる自分の小さな箱から脱出する

「箱のセミナー」です。

 

http://www.indigoblue.co.jp/program/chemistry_change.html

 

これは一つの会社の中でやるよりも、誰も知らない中でやった方がいいですね。

特に執行役員以上の方であればなおさらです。社内だとそれなりの姿(威厳)を

保とうとして邪心が入りますので。

 

“セトモノ”状態になっている人に“このセミナーにいきなさい”というのは逆効果です。

“なんで自分が?(向こうじゃないの?)”という反応になること間違いなしです。

なので、部長以上全員とか、課長以上全員を対象として、5~6社で共同開催するような

カタチを採ることをおススメします。

 

思うに、私はコンサルティング会社の部門長時代に“セトモノ”行動をたくさんとって

いました。当時の社長にはたいへんご迷惑をおかけしたと反省しきりです。

最近、因果応報か・・・と思います。やれやれ(みんな、うまくやってほしい。)

 

 

おまけー1:「HEROES REBORN/ヒーローズ・リボーン」を観ています。

HEROES」シリーズは大好きだったので、Seaon4までのDVDは全部持っています。

しかし、REBORNは“つじつま”を無理やり合わせてる感が満載。うーん。 

アメリカのドラマは“聞いてはいけない”点が多いですね。(ターミネーター

新起動(ジェニシス)の初代ターミネーターを送ったのは誰とか、X-menのプロフェッサーが

娘時代のジーンに会いに行ったときに立っているのはなぜか? とか)

 

 

おまけー2:とある宿の大浴場。脱衣所に服がないのに湯船に入っている人あり。うむむ、

これで自分が脱いだら、自分の服が消えるかも・・・と悩んだ末に入浴。そのヒトよりも

先に出ればいいと思ったところ、自分が入った直後にそのヒトが出てしまいました。ピンチ! 

脱衣所から“あ!”という声がしたので、慌てて湯からあがってみると、

私のスリッパが消えていました。(服は無事でした。どうやって出ていったのだろう?)