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柴田励司の人事の目

Indigo Blue メールマガジン

Vol.627 靴の中の小石

 

靴の中に小石が入っていると全力で走ることができません。どんなに些細なことで

あっても、気になることがあるのなら、早めに“解消”しておいた方が良いでしょう。

“気になっている”状態を長らく放置してはいけません。リーダーとしての

パフォーマンスに影響が出ます。

 

“あれどうなってるかな。”

“あの人、どう思ってるかな”

“ちゃんとやってるかな”

 

問題そのものがなくなることはないでしょう。それでいいんです。何らかのアクションを

取ることで、気が晴れればいいのです。小石は消えます。

 

時間の経過と共に小石は大きな石になります。自分の中での“期待値”があがってしまい、

その期待が裏切られたときのインパクトが大きくなります。“ちゃんとやってるかな”

については特にそうです。自分が期待するアウトプットになっていないときに、

そうじゃないかと思ってたんだ!と感情的になりがちです。言わなくてもいいこと

まで言ってしまうこともあります。

 

そこまでになる前に一声かける。それで失敗を未然に防いだり、相手との関係性を

悪化させるほどの言い様に展開することを避けられます。

 

但し、これは日常的に小石の存在を感じている人にはお薦めできません。そういう人が

自分の気が晴れることを優先して確認をし始めると超マイクロマネジメントになります。

周囲としてはたいへん仕事がしにくい状況になります。

 

確認の頻度が多すぎるのはダメです。小石を発生させているのは自分です。日常的に

小石を自覚しているとしたら、周囲の問題と言うよりも、自分のやり方、心のもちようを

疑った方が良いでしょう。

 

周囲のメンバーに対してどのような気持ちで接しているか。“どうせできないだろう”

と思っているのか、それとも“なんとか成功してもらいたい”と思っているのか。

“この人はデキる”と思っているのか、それとも“デキない”と思っているのか。

この見方ひとつでその人に対する気持ちが変わってきます。

 

“どうせできないだろう”“デキないやつだ”と思っている時点でその対象者の存在

そのものが小石になっています。その人がいる限り、小石として認識しています。

 

しかし、よく考えてみてください。“デキない”と思われたくて仕事をしている人はいません

。誰もが貢献したいと思っているはずです。あなたのやり方とは違うかもしれません。

しかし、あなたのやり方が完全無欠ということはありませんし、そもそも経験豊富な

あなたと同じクオリティのアウトプットを出せるわけがないのです。価値の受益者

である顧客が許容できるクオリティであればいいと割り切った方がよいのです。

 

最も良くないのはあなたのやり方や期待するクオリティについてきちんと話すことなく

求めて、それでNG評価をすること。これだと小石の感覚が常にあります。ストレスも高まり、

イライラして、周囲からすると“一緒に仕事をしにくい”存在になります。

 

メンバーとの関係性は時間の経過とともに悪くなる一方です。当事者意識があり、

それなりの力量がある人から抜けていきます。最終的には“言わないと動かない”

“言ってもできない”人の集団を率いることになります。

 

小石を感じたら気軽に確認し、気軽に小石を消す。そういう姿を目指したいですね。

 

ちなにに小石の存在を感じたときに、確認ではなく自分のストレス解消で気分を

晴らすというやり方もあります。ストレスが高まると自分の器が小さくなり、

ふだん気にも留めないことが小石化することがあります。リーダーは良く寝て、

良く笑い、よく運動し、うまいものを食べる。それがチームのためになります。

 

 

おまけー1:福岡行の飛行機がターミナルに引き返しました。

“乗せてはいけない荷物を乗せてしまったのでターミナルに戻します。”とアナウンス。

何を乗せたんだろう?

 

 

おまけー2:今年の日本シリーズはおもしろい!試合の潮目の変化がよくわかります。

初戦を大谷投手で日ハムが落として潮目は広島に。ところが第3戦でその大谷がサヨナラ安打

。第5選でデッドボールからの二死満塁でサヨナラ本塁打。完全に潮目が日ハムに。

さて、この後どうなりますか。

 

おまけー3:“スパイ”のことを“スパイダーマン”と言う人あり。

文脈的に完全にわからない話になりました。