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柴田励司の人事の目

Indigo Blue メールマガジン

Vol.634 裏方を大切に

「裏方」がいい仕事をする組織は強い。私の経験則から間違いありません。仮に目先の

業績が低迷していたとしても、いい「裏方」がいる組織であれば、よい商品・サービスが

出来次第復活します。その逆はダメ。いい「裏方」がいないと、いかに良い商品・

サービスが企画されても結実しません。

 

会議室のホワイトボードのペンがかすれていない。ホワイトボードの表面がきれいに

拭かれている。備品が揃っている。シュレッターが満杯になっていない。受付周りに

埃がたまっていない。部屋の中が整理整頓されている・・・。

 

営業や企画担当が思う存分力を発揮できるのは「裏方」がこんな風に仕事の導線を

スムーズにしてくれているからです。仕事の導線を軽んじてはいけません。導線が

乱れてくると組織内のストレスが高まります。見るべき書類や伝言メモが埋もれて

しまったり、会議室で感情的なやりとりをしたり・・・。

こうしたことが大きなミスにつながります。

 

目に見える成果だけを評価していると、こうした仕事の導線づくりをしている人たちの

居場所がなくなります。組織のパフォーマンスは海に浮かぶ氷山のようなものです。

海面に出ている部分の大きさで評価しがちなのですが、氷山は海面下に見えない部分が

あるからこそ浮いているわけです。この見えない部分が小さくなると一気に氷山が

小さくなります。そのうち浮いていられなくなります。

 

主として「裏方」業務をしている人は「総務」であったり、「アシスタント」

であったりします。この人たちがどんな感情で仕事をしているのか。組織の長は

気を配るべきです。この人たちからして営業の現場がどんな風に見えているのかを尋ね、

どんな困りごとがあるのか耳を傾けましょう。

 

「裏方」の仕事はできていて当たり前。失敗があると目立ちます。誰にでも“うっかり”は

あります。しかし、これが頻発してきたら、なんからの問題を抱えているはずです。

失敗について叱責するのではなく事情を聴きましょう。

 

失敗は気の緩みだ、として強く叱って改善を促す流儀の方がいますが、これはおススメ

できません。組織の長に言うほどの問題ではない、として自分の中での解決を図ろう

としていた気持ちが、“この人はわかってくれない”という恨み系の気持ちに転換していきます。

仮に気の緩みだとしても、そこを強く叱責すると、次からは“怒られないようにしよう”

という気持ちが前面に立ち、その人の仕事の範囲が小さくなってしまいます。

 

ちなみに、注意を促す叱責をする場合でも「目は笑ったままで」「追及しすぎない

(逃げ場を残す)」。これは基本です。

 

組織の長のみなさんへ。裏方のみなさんの労を労ってあげてください。ちゃんと見ている

ということを表現しましょう。個別にThank you メールを出すこと。ちょっとした差し入れを

すること。全員の前で感謝の意を述べること。これは基本です。年末はこれらをさりげなく

するチャンスです。今年1年の感謝を込めてやりましょう。

 

先日、代表取締役会長を務めている株式会社マードゥレクスの忘年会がありました。

初めて参加しましたが、感動しました。社員を楽しませようとする企画と心遣いが盛りだくさん。

総務人事の人たちが裏方に徹して楽しい場づくりをしてくれました。いい会社だなあと実感しました。

 

 

おまけー1:区役所で、隣のカウンダ―の若者が“え、僕、結婚してないですけど・・・” 

どうやら知らないうちに入籍されていたらしい。そんなことがあるのですね。

区役所というところはこの手の話が日常的にあるのでしょうね。(ドラマになりますね。)

 

おまけー2:マードゥレクスの忘年会の「若者向け問題」で「松田優作」を知らない若者が

いたのは驚き。書いた答えが「松田龍平」。なるほど。

 

おまけー3:旧知の柳沼さんがサポートに入ったと聞き、最近、よく利用させてもらっていますが、

八芳園はだいぶ変わりました。とてもいいです。

 

http://www.happo-en.com/banquet/