柴田励司の人事の目

Indigo Blue メールマガジン

2011-01-01から1年間の記事一覧

Vol.358 組織の大志

「会社の大志」の主語は自分と会社。自分が働いている会社で、"こんなことをしてやろう!"という夢であり、"絵"です。10年前と比較すると、その「会社の大志」を語るヒトが少なくなった(ほとんどいなくなった?)ことに気づきました。かつては、現在の経営…

Vol.357 何かを伝えようと思ったら手を抜かない

コミュニケーションについて改めて考えてみました。「何かを伝える」→「その何かが共有される」→「期待通りの反応・行動が起きる」コミュニケーションとはこの一連のプロセスのことだと考えます。結構単純です。しかし、この単純なプロセスがなかなかうまく…

Vol.356 ベテランと偽ベテラン

「Les Miserables」。これまで国内外のミュージカルをいろいろ見て来ましたが、この作品がMy bestです。その25周年記念のコンサートのDVDを入手しました。http://shop.tsutaya.co.jp/dvd/product/4988102523039/カーテンコールの後にオリジナルキャストが登…

Vol.355 敢えてだまされる

「嘘をつかれていることを承知の上で、敢えてだまされる。そういう態度が必要なときもある。」数日前そうTweetしました。「嘘をつく」という心理の裏にあるもの。それは「その人との関係性を維持したい」という想いだろうと思います。で、そのさらに背後にあ…

Vol.354 幹部会議を変えないと

外野を5人で守ってはいけません。3人が適当な数のところを、5人で守っているとロクなことがありません。"誰かが取りに行くだろう"という緩みが生まれます。結果としてポテンヒットが続出します。この状態が長く続くと、ボールが飛んできたときに"サッと"動け…

Vol.353 なぜ、ベストを尽くさないのか

誰かに仕事をお願いするとき、"ベストを尽くして欲しい"そう思いますよね。結果ももちろんですが、これはそれ以前の問題です。明らかに、当事者がベストを尽くしていない場合。その改善を強く求めるのは当然です。経営者にしてみると、一番腹が立つのはそう…

Vol.352 「動く」べきか「動かない」べきか

今後の舵取りが難しくなってきましたね。この先、どのくらい電力供給を期待していいのかわからないとなると、さすがに計画が立てにくい。3カ月先ですら読み切れません。「不確実性=リスク」が高い。それが今です。"リスクが高い"というと悪い結果になる可能…

Vol.351 あの人が絡むと仕事がうまく進む

あのヒトが絡むと仕事がうまく進む、あのヒトが絡むと進まなくなる・・・"。この差は何でしょうか。どんな仕事でも複数のヒトが関係します。この関係者たちが、いかにストレスなく仕事ができるか。仕事がうまく進むかどうかはここにかかっています。"仕事が…

Vol.350 指導者が自制すること

指導すべき立場にあると、いろいろと目につきます。あれこれ言いたくなります。しかも、顔を見た途端に言ってしまいがちです。ときには感情を爆発させながら、あれこれたくさん言ってしまうこともあるかもしれません。感情が高ぶっているといいことがありま…

Vol.349 Under controlへ

宇部山口へ向かう飛行機の中で書いています。これから東北関東大震災の津波で亡くなられたHさんの葬儀に参列します。Hさんは35歳。私が応援している会社で、今後が期待される中堅社員でした。同社で開催した「柴田塾」仙台版にいち早く参加。その後も各地で…

Vol.348 イメージする力を鍛えよう!

地震、大変なことになりました。しばらく余震が続きそうですが、大丈夫ですか?地震発生時、私は個人的な理由からたまたま家から3キロくらいのところにおりました。平日の3時頃に自宅付近にいることなど、まずありませんから奇跡的です。周囲は停電になりま…

Vol.347 健全なる野心

「健全なる野心」、いい言葉だと思いませんか?「野心」というと、なんだかギラギラした感じで、ヒトを蹴落として出世する・・・そんなイメージがありますが、ここに「健全なる」という修飾語がつくと一気にいい感じになります。このメルマガでも何度か書き…

Vol.346 「観光資源」を活用する

経済同友会で新設された「観光・文化委員会」で副委員長をやっています。5月に委員会としての提言を発表する予定で、今日も委員会で熱く議論しました。この委員会がなかなかおもしろい。何と言っても、勉強になります。日本は美しい国です。夕暮れの新潟の山…

Vol.345 「場」づくりのススメ

先週と先々週と2度にわたって、東京、大阪で「場」について講演しました。テーマは「場」づくり。今や、経営者の重要なアジェンダの一つです。ここでいう「場」とは"ヒトとヒトがつながり、刺激を受け、元気が生まれるところ"という意味です。作業をする「場…

Vol.344 一流

「一流を体験する!」という企画をお手伝いしました。これは、全国から集まった9名の優秀な社員のみなさんへのご褒美企画で、その会社の社長さんからご依頼いただいたものです。どんな企画かと言いますと、優秀社員9名を柴田が考える(その方々にとっての)…

Vol.343 忖度(そんたく)の連鎖

「忖度(そんたく)」という言葉をご存じですか?辞書には「他人の心を推し量ること」とあります。"あの人はこう言っているが、その真意はこういうことだろう。"と考えて行動することです。必要な処世術の一つでもあります。他人の心を推し量ることが全くで…

Vol.342 "おじさん道"

早いもので、次の誕生日で私も49歳になります。見た目的にはまだ40代前半でいけるのではないかと密かに思っていますが、生物学的には49歳。結構"おじさん"です。"おじさん"の言いところは、いろいろな経験をしていることです。知恵とか処世術とかをそれなり…

Vol.341 The show must go on!

The show must go on! (劇を始めたら、何があっても続けなければならない。)せりふを間違えたり、誰かが「出」を間違えたり、音楽が流れなかったり、舞台装置が動かなかったり・・・。起こってはならないことが起きたとしても、ひとたび幕が開いた以上、劇…

Vol.340 情報「圏外」からアンテナ3本へ

最近、不思議なことが多いです。時計や車のナンバープレートなど、ふと目にする数字が「1111」とか「444」とかゾロ目!電車の中でも不思議なヒトに遭遇しがちです。例えば、西武新宿線では「阿波踊り」の手の練習をする50代の女性。南北線では、どう…

Vol.339 明日のビジネスのために

年末年始。日本で、最も"世の中が動かない"数日間です。しかし、もう9日。"お正月気分"もすっかり抜け切った頃と思います。一方で、小売やサービス業の方々はこの3連休が終わって、ようやく一息つく頃でしょう。お疲れ様です。この時期、"今年はこうなる!…