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柴田励司の人事の目

Indigo Blue メールマガジン

Vol.386 "その気"のスイッチを入れる場

Indigo Blue Day」なるイベントを始めました。

Indigo Blueが企画した「研修プログラム」を事業責任者や人事教育担当の方にご紹介、
体感してもらうものです。おかげさまで、この12月開催分は、各回満席になりました。

そもそも何のために「研修」をやるのか。この答えはシンプルです。
組織のパフォーマンスを上げるために他なりません。

ですから、研修計画というものは組織の課題とセットで考えるべきものです。
どのような研修を企画し、いつまでに誰に受講してもらうか、
その効果測定をどうするか・・・。重要な経営課題の一つです。

もし、お決まりの研修を続けているようであれば、その狙い、内容が
今の自社に合致しているかどうか、改めて考えてみませんか。
Indigo Blue Dayはそういう問題提起の場でもあります。


組織のパフォーマンスを上げるため、と定義すると「研修」には以下の5つがあると
考えています。

1)組織課題達成のために、個々人の実力や必要な知識レベルを上げるもの
2)特定の人たちに将来のリーダー候補であると自覚してもらうもの
3)伸び悩んでいる人に"まだ、やれる"と思ってもらうもの
4)ビジョンや戦略の理解度を上げるもの
5)組織の中の意思疎通のレベルを上げるもの


逆に言うと、このどれにも合致しないものは会社がスポンサーするものではないと思うのです。
どこに行っても求められるような一般的なスキルや知識の習得については、
自助努力の範疇だろうと思います。
いい仕事をしたければ、そのために必要なおカネと時間は"自己投資"すべきだと思うのです。

会社として、その奨励のためにカフェテリアプランを通じて研修費用の補助を行うとか、
目の前の仕事ばかりさせない(外部研修を受ける時間を確保させる)、といった環境整備は
やってもらった方がいいです。
しかし、就業時間中にコストをかけて一般的なスキルや知識習得のための時間を設けるのは
やり過ぎだと思います。

もっとも新卒という集団に対してはそれなりの教育が必要かもしれません。
なにしろ、彼らはビジネス実践力がほとんど無い中で仕事選びをせざるをえない
状況におりますので。
しかし、これも入社試験でスクリーニングするか、入社前までに「習得すべきこと」として
知らせるだけでも良いかもしれません。やらないと困るのは自分ですから。

さて、会社の現状と未来予想図から必要な「研修」を企画したとしても、
それは必要条件に過ぎません。
本当の意味での効果を期待するとしたら、それだけでは足りません。
本人が「その気」になるかどうか、です。

「その気」。これがないとどんなに優れた研修を受けても一過性(その時だけ)のものになります。
「その気」があれば、研修自体が多少ヘボでも、そこから貪欲に学ぶ姿勢がありますので、
受講者は大きく伸びます。従って、研修を企画する際に最も気を遣うべきことは
「いかにその気になってもらうか」だと思います。

「その気」は、"頭でわかっているのにデキなかった・・・"、"今、この瞬間を乗り越えないと
後がない・・・"と感じたり、"あのヒトのようになりたい!"と強く思ったときに、
そのスイッチが入ります。そのために、いろいろ手を変え品を変え、
「その気」が立ち上がるようなプログラムを考えています。

そうなりますと、大勢の受講生がいるような環境下だと難しいですね。そういうものは、
全てe-learningでやればいいと思います。せっかく集合して行うのであれば、
せいぜい20名くらいだと思います。
理想的には10名以下ではないでしょうか。


Indigo Blueの"その気にさせる"プログラムの一つにGlobal workというのがあります。

これは「英語」を鍛えるのではなく、「英語で仕事をする力」を鍛えるものです。このメニューは
私自身の体験に基づいています。

今から15年前に初めてニューヨークで講演することになり、英語プレゼンを鍛えなくちゃと
自らドアを叩いた学校で出会ったのがRoderick Porterさんでした。
彼の特訓を受けて、2日目の終わりに脳のどこかがパカッと開いた体験をしました。
それ以降(語彙は今でも十分ではありませんが)英語で仕事をすることが普通になりました。

この"アハ!体験"を多くのヒトにしてもらいたいと考え、RodをIndigo Blueに招へいして
プログラムを企画しました。先週のIndigo Blue Dayでやった"インド人パートナーに
無理をお願いする"というケースはなかなか絶品でした!

"その気"になってもらうためには、研修事務局が研修の時間の流れ方と
受講生の感情の変化にも大いに気を遣う必要があります。
BGM、休憩、部屋の温度、ちょっとしたお菓子・・・こういうところにも
ホスピタリティが効いてくるなあと思います。



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おまけ-1:久しぶりのオープン講演会のお知らせです。1月24日@東京です。

http://diamond-seminar.indigoblue-service.com/sm3-tokyo/information.aspx


春にもやりましたが、8,500円で講演と週刊ダイヤモンドまたはハーバードビジネスレビュー
半年分の無料購読がついているというオトクなプランです。


おまけー2:"True man show"を久しぶりに観ました。あれは名作。何度観てもいい。

おまけー3:AMAZONで「イエティ」とか「ネッシー」などのUMA系のものを集中的に購入したら、
柴田励司さんへのおススメがそっち系ばかりになってしまった・・・ (・_・;)