柴田励司の人事の目

Indigo Blue メールマガジン

Vol.492 心がフッと軽くなった経験を

いやー、すごい雪でしたね。金曜・土曜と昭島の「SHOWAKAN」でIndigo Blueの経営合宿を
していたのですが、帰りが大変でした。動いている電車を乗り継ぎ、通常1時間のところを
3時間半かけて、都内に戻ってきました。(京王線は昔から雪に強い!)
 
さて、今回の経営合宿の1日目には「箱セミナー:自己欺瞞による小さな箱から抜け出す」
を全員で受講しました。
 
このセミナーをリードしてくれたのはIndigo Blueの名古屋のパートナーの西田さん。
西田さんは「箱セミナー」のアービンジャー公認のトレーナーです。
 
 
 
人は自分の良心の声に従って動かない選択をしたときに、それを正当化する理由をこしらえ
始める。その瞬間から、その人は自己欺瞞の「箱」に入り、自分を誇張したり、他者を批判し
始める。その源泉はその人のもつ「優越」「劣等」「当然」「体裁」である。
 
自分が「箱」に入っている限り、相手も「箱」に入り、相互批判を繰り返すようになる。
この「箱」からどう抜け出すか。
 
家族であったり、職場の上司・同僚・部下であったり、他者との関係性に悩む人は多いと
思います。悩んでいない人はいないでしょう。しかしそれは全て自分の心の成せる業。
自分の心の持ちようで解決の糸口が見えてくる。そういうセミナーでした。
 
実に良かったです。心がフッと軽くなった感じです。
 
自分の「心の持ちよう」に正面から向かうことができました。ふだん心の奥底にしまって
いること、それでいて常に気になっていること。誰にでもあると思います。この心のカーテンの
中の事について、こんなに明け透けに考え、他者と話すことができました。
この体験、初めてかもしれません。
 
今回はIndigo Blueメンバー全員で受講しましたので、メンバー全員の結びつきが強くなった感
があります。セミナーの経過と共に各人が各人のことを思い、各人に対して優しい気持ちに
なっていったように思います。その後の懇親会、翌朝の振り返りとその後のビジネス
ディスカッションも実にスムーズに展開しました。心の持ちようが変わるとこうも違うのか、
を実感しました。
 
「心に静かな水面を」
 
リーダーにとって必要な心の持ちようです。心が乱れていると、それは表情であったり、
背中に出ます。そうなると周囲は「こんなことを言ったら怒られるかもしれない・・・」
「取るに足らないことを言って余計な心配をかけてはいけない・・・」と必要以上に
忖度するようになり、そのうち"悪い情報が最後に届く"ようになります。
 
"悪い情報"ほど早く届かないと、リスクが顕在化したときに後手に回ります。
そうならないためにも「心に静かな水面」が必要なのです。
 
これまでいかに心を鍛えるか、と考えていましたが、この「箱セミナー」を経験して、
心は鍛えるものではなく、滋養するものだと思うようになりました。そのためには、
自分で自分の「心」に触れ、静かに考える時間が有効だと思いました。
それが心を静かに保つための度量を育むと。
 
マネジメント職を長くやりますと、自分の想いをかみ殺したり、自分の意に反する判断をしたり・・・、
かなり心が疲れてきます。そういうときに「心を滋養する」時間を持つのはいいものです。
これまででVacationが効くとこのメルマガでも書いてきましたが、Vacationは必要条件。
「心の滋養」が十分条件ですね。
 
Indigo Blueでも「箱セミナー」を企画して西田トレーナーを派遣します。
ご興味がある方は以下よりご連絡ください。この体験をお届けします。
 
info@indigoblue.co.jp
 
それにしても、大雪。こういうときの駅構内アナウンスはシンプルかつ明確にやってほしい。
 
青梅線は大雪のため約20分の遅れで運行中です。拝島付近の踏切で安全確認の知らせがあり、上下線とも運転を見合わせています。」
 
これどっちだ?
 
 
おまけー1:日曜日の都知事選。この大雪が影響しそうですね・・
それにしても「マック赤坂」さんの政見放送はある意味で一見の価値あり。
 
 
 
おまけー2:以前のメルマガでもご紹介した「微表情」について、日本語で日本人のための
セミナーを3月28日(金)の夜に開催します。詳細は追ってお知らせしますが、
ご興味ある方はぜひカレンダーにマークを。
 
おまけー3:こんな大雪でも電車やバスやタクシーを動かしてくれている方々に感謝。